登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問70 (主な医薬品とその作用 問10)
問題文
鎮咳(がい)去痰(たん)薬に配合される生薬成分及び漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a キョウニンは、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽(がいそう)中枢を鎮静させる作用を示すとされる。
b ナンテンジツは、ヒメハギ科のイトヒメハギの根を基原とする生薬で、去痰(たん)作用を期待して用いられる。
c 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸(き)、めまい、嘔(おう)気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳(せき)、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされる。
d 柴朴湯(さいぼくとう)は、体力中等度以下で、痰(たん)が切れにくく、ときに強く咳(せき)こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘(ぜん)息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰(たん)の多い人には不向きとされる。
a キョウニンは、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽(がいそう)中枢を鎮静させる作用を示すとされる。
b ナンテンジツは、ヒメハギ科のイトヒメハギの根を基原とする生薬で、去痰(たん)作用を期待して用いられる。
c 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸(き)、めまい、嘔(おう)気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳(せき)、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされる。
d 柴朴湯(さいぼくとう)は、体力中等度以下で、痰(たん)が切れにくく、ときに強く咳(せき)こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘(ぜん)息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰(たん)の多い人には不向きとされる。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問70(主な医薬品とその作用 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
鎮咳(がい)去痰(たん)薬に配合される生薬成分及び漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a キョウニンは、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽(がいそう)中枢を鎮静させる作用を示すとされる。
b ナンテンジツは、ヒメハギ科のイトヒメハギの根を基原とする生薬で、去痰(たん)作用を期待して用いられる。
c 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸(き)、めまい、嘔(おう)気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳(せき)、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされる。
d 柴朴湯(さいぼくとう)は、体力中等度以下で、痰(たん)が切れにくく、ときに強く咳(せき)こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘(ぜん)息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰(たん)の多い人には不向きとされる。
a キョウニンは、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽(がいそう)中枢を鎮静させる作用を示すとされる。
b ナンテンジツは、ヒメハギ科のイトヒメハギの根を基原とする生薬で、去痰(たん)作用を期待して用いられる。
c 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸(き)、めまい、嘔(おう)気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳(せき)、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされる。
d 柴朴湯(さいぼくとう)は、体力中等度以下で、痰(たん)が切れにくく、ときに強く咳(せき)こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘(ぜん)息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰(たん)の多い人には不向きとされる。
- (a、b)
- (a、c)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は「鎮咳去痰成分と同じ作用の生薬成分および漢方処方製剤」についての問題です。
a:正しい
キョウニンは、バラ科のホンアンズ、アンズなどの種子が基原です。
b:誤り
ナンテンジツは、知覚神経・抹消運動神経に作用して咳止めの効果があります。
選択肢の内容はオンジの説明です。
c:正しい
半夏厚朴湯の説明として正しい内容です。
d:誤り
柴朴湯は、体力中等度で、気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、かぜをひきやすく、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う人の小児喘息、気管支喘息、気管支炎、咳、不安神経症、虚弱体質に適しています。
選択肢の内容は麦門冬湯の説明です。
誤りです。
正しい選択肢です。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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02
a(正)
キョウニン(杏仁)は、アミグダリンという成分を含み、体内で加水分解されてできる代謝物が咳中枢に作用することで鎮咳効果をもたらすと考えられています。
b(誤)
ナンテンジツ(南天実)は、メギ科ナンテンの成熟果実が基原です。
「ヒメハギ科のイトヒメハギの根」を基原とする生薬は、オンジ(遠志)です。
c(正)
半夏厚朴湯は、体力中等度をめやすとして、気分のふさぎ、咽喉部の異物感、動悸、嘔気、不安感などに用いられます。
咳やしわがれ声、のどのつかえ感にも対応します。
d(誤)
柴朴湯(柴胡加厚朴湯)は、体力中等度以上の人に用いられる処方で、気管支炎や気管支喘息などの咳やのどの症状に使われます。
この記述は、麦門冬湯(ばくもんどうとう)の特徴を説明しています。
正しい選択肢です。
正しいものはa、cです。
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