通関士の過去問
第55回(令和3年)
関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問53

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問題

通関士試験 第55回(令和3年) 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問53 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述は、輸入の許可前における貨物の引取りに関するものであるが、( ハ )に入れるべき最も適切な語句を下の選択肢から選びなさい。

1 外国貨物(特例申告貨物を除く。)を( イ )の後輸入の許可前に引き取ろうとする者は、( ロ )に相当する担保を提供して税関長の承認を受けなければならない。
2 ( ハ )については、税関長は輸入の許可前における貨物の引取りの承認をしてはならない。
3 税関長は、輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けて引き取られた貨物に係る税額等につき( ニ )と認めた場合には、当該申告に係る税額及びその税額を納付すべき旨等を、書面により、当該引取りの承認を受けた者に通知することとされており、( ホ )は、その税額に相当する関税を納付しなければならない。
  • 課税標準額
  • 関税額
  • 関税の率が無税とされている外国貨物
  • 原産地について直接に偽った表示がされている外国貨物
  • 国内販売価格
  • その納税申告がされていない
  • その納税申告に誤りがある
  • その納税申告に誤りがない
  • 担保の保証人
  • 当該貨物の仕出人
  • 納税義務者
  • 変質又は損傷のおそれがある外国貨物
  • 本邦到着
  • 輸入申告
  • 予備申告

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この過去問の解説 (3件)

01

( 原産地について直接に偽った表示がされている外国貨物 )については、税関長は輸入の許可前における貨物の引取りの承認をしてはならない。

そのほか、

・輸入してはならない貨物に該当する場合

・他法令にもとづく許可、承認が得られていない場合

・関税額に相当する担保の提供が無い場合

税関長は承認をしてはならない。

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02

【正解】

ハ:④原産地について直接に偽った表示がされている外国貨物

【解説】

「( 原産地について直接に偽った表示がされている外国貨物 )については、税関長は輸入の許可前における貨物の引取りの承認をしてはならない。」

と関税法73条2項に定められています。

参考になった数3

03

関税法に規定されている、輸入の許可前における貨物の引取り承認に関する問題です。

選択肢4. 原産地について直接に偽った表示がされている外国貨物

正しい内容です。

原産地について直接若しくは間接に偽つた表示又は誤認を生じさせる表示がされている外国貨物については、輸入を許可をしないと規定されております。また、輸入許可前における貨物の引き取り承認についても輸入の許可を与えることができない場合には適用できないと規定されております。

(関税法第71条1項、第73条2項)

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