通関士 過去問
第58回(令和6年)
問63 (関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問23)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

通関士試験 第58回(令和6年) 問63(関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述は、関税率表の解釈に関する通則3に関するものであるが、( ハ )に入れるべき最も適切な語句を下の選択肢から選びなさい。

3  ( イ )の規定の適用により又は他の理由により物品が二以上の項に属するとみられる場合には、次に定めるところによりその所属を決定する。
( a )最も特殊な限定をして記載をしている項が、これよりも( ロ )記載をしている項に優先する。ただし、二以上の項のそれぞれが、混合し若しくは結合した物品に含まれる材料若しくは物質の一部のみ又は小売用のセットの( ハ )の一部のみについて記載をしている場合には、これらの項のうち一の項が当該物品について一層完全な又は詳細な記載をしているとしても、これらの項は、当該物品について等しく特殊な限定をしているものとみなす。
( b )混合物、異なる材料から成る物品、異なる( ハ )で作られた物品及び小売用のセットにした物品であって、(a)の規定により所属を決定することができないものは、この(b)の規定を適用することができる限り、当該物品に( ニ )材料又は( ハ )から成るものとしてその所属を決定する。
( c )(a)及び(b)の規定により所属を決定することができない物品は、( ホ )項のうち数字上の配列において最後となる項に属する。
  • 1及び2
  • 2(a)
  • 2(b)
  • 一般的な
  • 完全な又は詳細な
  • 機能
  • 構成要素
  • 重要な価値を与えている
  • 重要な特性を与えている
  • 成分
  • 等しく考慮に値する
  • 包括的な
  • 最も多く使われている
  • 隣接する
  • 類似する物品が属する

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

関税率表の解釈に関する通則に関する語群選択問題です。

 

選択肢7. 構成要素

正しい内容です。

 

2(b)の規定の適用により又は他の理由により物品が二以上の項に属するとみられる場合には、次に定めるところによりその所属を決定する。


(a) 最も特殊な限定をして記載している項が、これよりも一般的な記載をしている項に優先する。ただし、二以上の項のそれぞれが、混合し若しくは結合した物品に含まれる材料若しくは物質の一部のみ又は小売用のセットの構成要素の一部のみについて記載をしている場合には、これらの項のうち一の項が当該物品について一層完全な又は詳細な記載をしているとしても、これらの項は、当該物品について等しく特殊な限定をしているものとみなす。


(b) 混合物、異なる材料から成る物品、異なる構成要素で作られた物品及び小売用のセットにした物品であって、(a)の規定により所属を決定することができないものは、この(b)の規定を適用することができる限り、当該物品に重要な特性を与えている材料又は構成要素から成るものとしてその所属を決定する。


(c) (a)及び(b)の規定により所属を決定することができない物品は、等しく考慮に値する項のうち数字上の配列において最後となる項に属する。

 

上記(関税率表の解釈に関する通則3)の規定の内容となり、条文がそのまま出題されております。

参考になった数2

02

ハの正解は構成要素です。

通則3(b)の規定文で混合物、小売り用セットにした物品であって、(a)の規定により所属を決定することが出来ないものは当該物品に重要な特性を与えている材料又は構成要素からなるもとしてます。

重要な特性を決めるには構成要素の性質(数量、重量)又はその物品を使用する際の構成材料の役割によって決定するとされてます。

例えば小売り用に売られているスパゲッティ(1902)、クリームソース(2103)、こしょう(0904)がセットになっている場合、スパゲッティが重要な特性を与えている為スパゲッティ(1902)として分類されます。

上記を踏まえ選択肢の解説は下記になります。

選択肢1. 1及び2

ハの問題は通則3(b)の規定が問題文になっている事から誤りです。

選択肢2. 2(a)

ハの問題は通則3(b)の規定が問題文になっている事から誤りです。

選択肢3. 2(b)

ハの問題は通則3(b)の規定が問題文になっている事から誤りです。

選択肢4. 一般的な

ハの問題は通則3(b)の規定が問題文になっている事から誤りです。

選択肢5. 完全な又は詳細な

ハの問題は通則3(b)の規定が問題文になっている事から誤りです。

選択肢6. 機能

機能という表現は通則3(b)で使用されるがハには構成要素が当てはまるので誤りです。

選択肢7. 構成要素

上記の通り正解です。

選択肢8. 重要な価値を与えている

重要な価値を与えているという表現は通則3(b)で使用されるがハには構成要素が当てはまるので誤りです。

選択肢9. 重要な特性を与えている

重要な特性を与えているという表現は通則3(b)で使用されるがハには構成要素が当てはまるので誤りです。

選択肢10. 成分

成分=物質、材料から成る説明は2(b)の為説明になるため、選択肢として誤りです。

選択肢11. 等しく考慮に値する

通則3(a)の説明になるため誤りです。

 

選択肢12. 包括的な

通則3(a)の説明になるため誤りです。

選択肢13. 最も多く使われている

通則1で出てくる表現の為、選択肢としては誤りです。

選択肢14. 隣接する

こちらは3(c)で出てる表現になりますが、問題文は通則3(b)の定義が問題文となっており、ハには構成要素が当てはまるので誤りです。

選択肢15. 類似する物品が属する

通則4の説明になるため誤りです。

参考になった数0