薬剤師の過去問
第99回
必須問題 問65

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

薬剤師国家試験 第99回 必須問題 問65 (訂正依頼・報告はこちら)

風しんについて誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 妊娠初期の罹患は胎児に奇形を発症させるリスクがある。
  • RNA ウイルスによる感染である。
  • 発しんは、治療しなくても数日で消退する。
  • 特異的 IgM 抗体が急性期の血清中に出現する。
  • 予防には、不活化ワクチンを接種する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解:5

1 妊娠中に母体が風しんウイルスに感染すると、胎盤を通して胎児にも感染します。

2 風しんウイルスはRNAウイルスです。

3 感染により、発熱や発疹が現われますが、3日ほどで症状は消失します。

4 感染してすぐの急性期にはIgM抗体が上昇し、回復期にはIgG抗体が上昇します。

5 風しんの予防には生ワクチンを用います。通常MR混合ワクチンとして摂取されます。

参考になった数1

02

正解【5】

1.妊娠中に感染してしまうと、胎児は先天異常を発症するリスクが高くなります。先天性心疾患、難聴、白内障などが挙げられます。

2.風しんは、直径60〜70nmのRNAウイルスです。

3.発疹は、1週間前後で消失します。

4.急性期に特異的IgM抗体が検出されます。

5.風疹は、生ワクチンです。定期接種で麻疹と混合して接種します。

参考になった数1

03

1、正しいです。
妊娠初期に妊婦が風疹ウイルスに初感染すると、胎児に心奇形・難聴・白内障を起こす先天性風疹症候群(CRS)を引き起こします。

2、正しいです。

3、正しいです。
3~5日程度で発疹が消えるので、「三日はしか」とも言われます。

4、正しいです。
特異的IgM抗体が検出され、確定診断に用いられます。

5、誤りです。
風疹ワクチンは生ワクチンです。

参考になった数1