薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問221

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問221 (訂正依頼・報告はこちら)

65歳男性。一過性脳虚血発作と診断され、血栓・塞栓の治療のため以下の薬剤が処方された。
脳梗塞の発症に関連する血小板の活性化及び血液凝固に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
問題文の画像
  • 血小板の活性化により、顆粒に含まれているプロスタグランジンI2が放出される。
  • アデノシンニリン酸は、血小板のGタンパク質共役型受容体を刺激して、アデニル酸シクラーゼを活性化する。
  • セロトニンは、ホスホリパーゼCの活性化を介して、血小板の凝集を抑制する。
  • プロトロンビンから変換されたトロンビンは、フィブリノーゲンからフィブリンを形成する。
  • プロトロンビンの生合成過程には、ビタミンK依存的な反応が含まれる。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解:4、5

1 血小板の活性化により、セロトニンやトロンボキサンA2が放出されます。

2 アデノシンニリン酸は、血小板のGiタンパク質共役型受容体を介して、アデニル酸シクラーゼを抑制します。

3 セロトニンはホスホリパーゼCの活性化を介して、血小板の凝集を促進します。

4 トロンビンにより、フィブリノーゲンからフィブリンを生成します。

5 プロトロンビンの生成に関わるカルボキシエステラーゼの補酵素として、ビタミンKが必要となります。

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02

選択肢1: ×
血小板の活性化により放出されるのは「ADP」です。

選択肢2: ×
ADPはアデニル酸シクラーゼを「不活性化」します。

選択肢3: ×
セロトニンは血小板凝集を「促進」させます。

選択肢4:,5: ⚪︎

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