薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問224

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問224 (訂正依頼・報告はこちら)

65歳女性。身長162cm、体重56kg。B細胞性非ホジキンリンパ腫と診断され、次の治療を受けることになった。
これらの処方に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
問題文の画像
  • 処方1の薬剤は、infusionreactionを軽減させる目的で投与される。
  • 処方2の薬剤は、特定生物由来製品に指定されている。
  • 処方2の薬剤を使用する前に、B型肝炎ウイルスの有無を確認する。
  • 処方2の希釈時及び希釈後に、成分の凝集を避けるため泡立つまで激しく振とうする。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解:1、3

1 リツキシマブはinfusion reactionの出やすい薬物です。infusion reactionとは、薬物投与24時間以内に現われるアレルギーや発熱などの症状の総称です。この症状を予防するために、抗ヒスタミン薬や解熱鎮痛薬を予め投与します。

2 リツキシマブは生物学的製剤です。

3 B型肝炎ウイルスのキャリアを持つ患者にリツキシマブを投与すると、肝炎の憎悪、肝不全などになるとの報告があります。

4 泡立つまで激しく振とうすると、抗体が凝集するおそれがあります。

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02

選択肢1: ⚪︎

選択肢2: ×
リツキシマブは、特定生物由来製品には指定されて「いません」
インターフェロンやフィブリノーゲンが特定生物由来製品に指定されています。

選択肢3: ⚪︎

選択肢4: ×
成分の凝集を避けるため、泡立つような激しい振とうは「しない」ように気をつけます。

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