薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問225
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問題
薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問225 (訂正依頼・報告はこちら)
65歳女性。身長162cm、体重56kg。B細胞性非ホジキンリンパ腫と診断され、次の治療を受けることになった。
リツキシマブについて、医薬品添付文書から(a)~(c)の情報が得られた。これらを参考にして、本剤に関する正しい記述を2つ選べ。
(a)本剤は、マウスーヒトキメラ型のモノクローナル抗体である。
(b)本剤を実験動物に静注投与した結果、末梢血液中のB細胞(Bリンパ球)数は著しく減少したが、T細胞(Tリンパ球)数には変化を認めなかった。
(c)ヒト補体の存在下で、本剤をCD20陽性のヒト培養細胞に作用させたところ、その50%が溶解したが、同じ条件でCD20陰性の細胞は溶解しなかった。
リツキシマブについて、医薬品添付文書から(a)~(c)の情報が得られた。これらを参考にして、本剤に関する正しい記述を2つ選べ。
(a)本剤は、マウスーヒトキメラ型のモノクローナル抗体である。
(b)本剤を実験動物に静注投与した結果、末梢血液中のB細胞(Bリンパ球)数は著しく減少したが、T細胞(Tリンパ球)数には変化を認めなかった。
(c)ヒト補体の存在下で、本剤をCD20陽性のヒト培養細胞に作用させたところ、その50%が溶解したが、同じ条件でCD20陰性の細胞は溶解しなかった。
- マウス抗体の定常部とヒト抗体の可変部を遺伝子工学的に融合し作製された抗体である。
- CD20分子に含まれる複数のエピトープ(抗原決定基)を認識し結合する。
- T細胞に比べ、B細胞への結合能が高いと考えられる。
- 古典経路による補体活性化を誘導すると考えられる。
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この過去問の解説 (2件)
01
1 リツキシマブは、ヒト抗体の定常部とマウス抗体の可変部を、遺伝子工学的に融合し、作製された抗体です。
2 モノクローナル抗体は、1種類のエピトープと特異的に結合します。
3 本文(b)の記述より、リツキシマブはB細胞には結合しますが、T細胞にはほとんど結合しないことが分かります。
4 本文(c)の記述より、CD20陽性細胞が溶解していることが分かります。これにより、補体が活性化し、細胞破壊が生じたと考えられます。
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02
マウス抗体の(可変部)とヒト抗体の(定常部)です。
選択肢2: ×
モノクローナル抗体のため、認識するエピトープは1種類です。
選択肢3: ⚪︎
選択肢4: ⚪︎
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