薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問249

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問249 (訂正依頼・報告はこちら)

40歳男性。心室頻拍・心室細動の既往歴がある。
内科診療所にて、ピロリ菌の除菌を行うこととなった。
また、同時に貧血があることを指摘され、除菌と同時に治療することとなり、以下の薬剤が処方された。

上記処方の中で、この患者の既往歴に対して、最も注意が必要な薬剤はどれか。1つ選べ。
問題文の画像
  • ランソプラゾールカプセル
  • アモキシシリンカプセル
  • クラリスロマイシン錠
  • 酪酸菌錠
  • クエン酸第一鉄ナトリウム錠

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この過去問の解説 (2件)

01

正解:3

心室頻拍・心室細動の既往歴がある点に注目しましょう。

クラリスロマイシンはマクロライド系抗生物質ですが、代表的な副作用にQT延長があります。そのため、心疾患の既往歴のある患者には注意が必要です。

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02

既往歴には「心室頻拍・心室細動」と記載があります。

本処方で、これに最も注意が必要な薬剤は、マクロライド系のクラリスロマイシンです。

マクロライド系抗菌薬は比較的安全な薬剤ですが、特徴的な副作用としてQT延長・心室頻拍があります。
稀ではありますが、致死的な副作用ですので、注意が必要です。
心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者では特に注意が必要で、慎重投与となっています。

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