薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問266
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問題
薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問266 (訂正依頼・報告はこちら)
40歳男性。薬局で下記の成分を含有する一般用医薬品を購入した。
この一般用医薬品の主な効能・効果として適切なのはどれか。1つ選べ。
この一般用医薬品の主な効能・効果として適切なのはどれか。1つ選べ。
- 胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃痛
- 下痢、軟便
- かぜの諸症状(のどの痛み、鼻水、鼻づまり、くしゃみなど)の緩和
- 急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状の緩和
- 慢性便秘、常習性便秘
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この過去問の解説 (2件)
01
配合されている成分は以下の作用を持ちます。
●メチルメチオニンスルホニウムクロライド
→キャベツの絞り汁から発見された成分で、胃粘膜血流増加、粘液分泌増加、粘膜保護作用があります。
●水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物
→胃酸を中和する制酸製剤です。
●酸化マグネシウム
→胃酸を中和する制酸製剤です。制酸剤として用いる場合は、一日0.5g~1.0g、緩下剤として用いる場合は、一日2gを目安に使います。
●ロートエキス散
→抗コリン作用により、胃液分泌抑制、胃・腸管運動の亢進抑制作用を有します。軽度の局所麻酔作用も持ちます。
●ウイキョウ、ショウキョウ、チョウジ
→いずれも芳香性健胃薬です。
●ビオヂアスターゼ2000
→消化剤で、主としてでんぷん、タンパク、繊維素の消化力を持ちます。
よって答えは1となります。
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02
メチルメチオニンスルホニウムクロライド・・・胃粘膜防御因子増強
水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物・・・胃粘膜防御因子増強
酸化マグネシウム・・・制酸
ロートエキス・・・アトロピンを主成分とするロートコンのエキス。抗コリン作用による鎮痙作用。
ウイキョウ・・・芳香健胃生薬
ショウキョウ・・・芳香健胃生薬
チョウジ・・・芳香健胃生薬
ビオヂアスターゼ・・・消化酵素
よって回答は1となります。
(全ての成分の薬効がわからなくても、数種類だけわかれば他の選択肢は誤りだとわかります)
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