薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問282

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問282 (訂正依頼・報告はこちら)

55歳男性。
体重67kg。C型‘慢性肝炎の治療のため、以下の薬剤が処方された。

下記処方に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
問題文の画像
  • ウイルス陰性化率は、ウイルスの遺伝子型の影響を受ける。
  • リバビリンは、単剤で強い抗ウイルス効果を示す。
  • B型慢性肝炎にも著効を示す。
  • 主な副作用として発熱がある。
  • 葛根湯は併用禁忌である。

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この過去問の解説 (2件)

01

選択肢1:○

選択肢2:×
リバビリンは、インターフェロンとの併用で効果を発揮する抗ウィルス薬です。

選択肢3:×
リバビリンを併用するインターフェロン療法は、B型肝炎には適応がありません。

選択肢4:○

選択肢5:×
葛根湯ではなく、小柴胡湯が併用禁忌です。

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02

正解:1.4

1 C型肝炎ウイルスは持っている遺伝子の違いにより、1a、1b、2a、2bなどに分類されます。
よって陰性化率は遺伝子の影響を受けます。

2 リバビリンは単独投与は無効です。ペグインターフェロンα-2b又はインターフェロンβと併用して用います。

3 リバビリンはC型肝炎に適応を持ちます。

4 リバビリンの副作用として、発熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感などがあります。

5 併用禁忌なのは小柴胡湯です。副作用である間質性肺炎のリスクが高まるためです。

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