薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問283

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問283 (訂正依頼・報告はこちら)

55歳男性。
体重67kg。C型‘慢性肝炎の治療のため、以下の薬剤が処方された。

ペグインターフェロンアルファ-2bは、インターフェロンアルファー2bにメトキシポリエチレングリコールを結合させたものである。
この結合の目的として、誤っているのはどれか。1つ選べ。
問題文の画像
  • 水溶性の向上
  • 抗原性の低下
  • タンパク質分解酵素に対する安定性の向上
  • 肝臓への標的指向化
  • 糸球体ろ過の抑制

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この過去問の解説 (2件)

01

正解:4

メトキシポリエチレングリコールを結合させることをPEG化と言いますが、これにより生体内での滞留時間が長くなります。
またPEG化により以下のような効果があります。

①水溶性を高める
②分子量増大により腎排泄の抑制する
③親水性を高める
④タンパク質分解酵素による分解の抑制
⑤抗原性の低下

以上よりPEG化の目的は肝臓への標的指向化ではありません。

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02

ポリエチレングリコールを結合させることをPEG化と言います。
水溶性の向上・血中濃度の維持・抗原性の低下・タンパク質分解酵素に対する安定性の向上などを目的としており、肝臓への標的指向化という目的ではありません。
従って、選択肢4が誤りとなります。

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