薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問285
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問題
薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問285 (訂正依頼・報告はこちら)
65歳男性。
血液透析が施行されており、以下の薬剤を処方されていた。
セベラマー塩酸塩錠に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
血液透析が施行されており、以下の薬剤を処方されていた。
セベラマー塩酸塩錠に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 主薬は、消化酵素で分解されて活性体となる。
- 主薬は、カチオン性ポリマーである。
- 主薬は、水に速やかに溶解する。
- 胃で作用する製剤である。
- 浸透圧を利用して主薬を放出する。
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この過去問の解説 (2件)
01
1 セベラマー塩酸塩は分解されることなく作用を示します。
2 セベラマー塩酸塩はポリカチオン性のポリマーです。
3 セベラマー塩酸塩は溶解することなくリンと吸着し排泄されます。
4 胃ではなく腸で作用を示します。
5 セベラマー塩酸塩はリンと吸着することで高リン血症を治療します。浸透圧は関係ありません。
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02
セベラマー塩酸塩は分解されずに作用します。
選択肢2:○
選択肢3:×
セベラマー塩酸塩は溶解せず膨潤します。
選択肢4:×
作用するのは胃ではなく腸管です。
選択肢5:×
浸透圧を利用して主薬を放出するというのは、オロスという製剤技術についての記述です。
セベラマーはオロスではありません。
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