薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問325

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問325 (訂正依頼・報告はこちら)

病院における医療チームには、診療科ごとのチームのほかに栄養サポートチーム、感染制御チーム、裾惰対策チームなどの活動範囲が複数の診療科にわたる機能別のチームがある。
医療チームに関する説明について、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • チームの治療方針は、チームの構成員が個別に設定した目標に基づいて決定する。
  • プライバシー保護の観点から、職能として知り得た患者情報はできるだけ共有しない。
  • 薬剤が投与されていない患者についても、薬剤師がチームに関わる意義がある。
  • 病院の診療科が少ない場合には、機能別の医療チームを構成する必要性が低い。
  • チームの構成員に、患者や家族を含めることも必要である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:3.5

1 チームの治療方針は、目標は個別に設定するのではなく、チームで決定することが望ましいです。

2 できるだけ、患者の情報を共有することが大切です。

3 薬剤が投与されていない患者にも薬剤師は積極的に関わる必要があります。状況によっては薬剤の提案をします。

4 診療科目が少ない多いに関わらず、医療チームを作り患者の状況に合わせた医療を提供するべきです。

5 チーム医療のメンバーには患者やその家族も含まれます。

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02

【答え】3,5

【選択肢に対する説明】
 1:誤.チームの治療方針は患者中心のもとで設定した目標に基づき決定します。

 2:誤.患者の個人情報の漏洩には注意しますが、職能として知り得た情報はチーム間で共有することによってよりより治療を目指します。

 3:正.薬剤が投与されていなくとも、感染防止、衛生面などから薬剤師がチームに関わる意義があるといえます。

 4:誤.診療科の数に関係なく機能別のチームを組むことにより、患者に合わせた安全な医療を効率よく提供できるといえます。

 5:正.患者のみではなく、家族の意向を十分に反映した医療の提供を目指します。

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03

1:チームの治療方針はチームの構成員のみで個別に決定するのではなく、患者を中心として決定していきます。

2:職能として知り得た患者情報はチームで共有することにより、より質の良い医療を提供することができます。

3:正解です。薬剤の投与の有無に関わらず、感染症対策や衛生面において薬剤師がチームに関わる意義があります。

4:診療科の数に関わらず医療チームを構成することで患者中心の医療を提供できます。

5:正解です。医療チームは患者を中心として構成し、医療スタッフだけでなく患者の家族も構成員として治療方針を決めます。

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