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薬剤師の過去問 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問327

問題

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45歳男性。アトルバスタチンカルシウム錠10mgを1日1錠、就寝前に3週間服用していたところ、尿の色が赤褐色になったので、薬の副作用を疑った。
留意すべき血液検査項目はどれか。2つ選べ。
   1 .
直接ビリルビン
   2 .
クレアチンキナーゼ
   3 .
ミオグロビン
   4 .
低比重リポタンパクコレステロール
   5 .
プロラクチン
( 薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問327 )
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この過去問の解説 (3件)

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正解:2.3

横紋筋融解症が疑われます。細胞から逸脱したクレアチニンキナーゼやミオグロビンが血液検査の項目の一つとなっています。

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【答え】2,3

【解説】
 スタチン系の服用中に尿の色が赤褐色になったので、横紋筋融解症が疑われます。

【横紋筋融解症について】
 横紋筋融解症とは、横紋筋細胞が融解し筋細胞内の成分が血中に流出する症状です。

 その結果、大量に流出したミオグロビン及び、筋肉細胞に多く含まれる酵素であるクレアチンキナーゼの値が上昇します。

 横紋筋融解症を引き起こす薬剤の主なものとして、脂質異常症治療薬のスタチン系薬剤・フィブラート系薬剤、および抗菌薬のニューキノロン系薬剤・キサンチン系薬剤などがあります。

【選択肢に対する説明】
 1:誤.胆管の閉塞が疑われる場合の検査項目です。

 2:正.記載の通りです。

 3:正.記載の通りです。

 4:誤.脂質異常症などの検査項目です。

 5:誤.視床下部・下垂体障害などの時に高値を示します。

0
脂質異常症に用いられるフィブラート系やHMG-CoA還元酵素阻害薬は副作用として横紋筋融解症があり、主な所見として尿の色が赤褐色になることが知られています。

横紋筋融解症は骨格筋の壊死(融解)により筋細胞由来のクレアチニンキナーゼやミオグロビンなどが血液中に放出され、急激に上昇します。

この二つ以外にも乳酸脱水素酵素・アルドラーゼ・AST・ALT・K・P・尿酸などが上昇します。

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