薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問329

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問329 (訂正依頼・報告はこちら)

内用液剤の一般的な調製に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 粘調性の内用液剤は、メートグラスよりディスペンサーを用いた方が正確に秤量できる。
  • 内用液剤の添付文書には、配合変化情報という記載項目が設けられている。
  • 麻薬は、最初に秤量する。
  • 秤量した薬液は、元の容器に戻さない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:1.4

1 粘調性のある液体の秤量にはディスペンサーを用います。メートグラスに比べて計量時の損失が少なく済むためです。

2 配合変化情報は添付文書にはありません。インタビューフォームに記載されています。

3 麻薬は原則として最後に秤量します。

4 秤量した液剤を元に戻すと汚染の可能性があるため、戻してはいけません。

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02

【答え】1,4

【選択肢に対する説明】
 1:正.ディスペンサーとは液体定量吐出装置であり、粘調性のある液剤の秤量に適しています。
 
 2:誤.添付文書には配合変化情報という記載項目はありません。配合変化についての情報は、インタビューフォームなどで調べることができます。
 
 3:誤.麻薬は、他の配合医薬品の秤量などを誤った場合を考慮して最後に加えます。

 4:正.記載の通りです。 

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03

1:正解です。ディスペンサーとは液体定量吐出装置であり、粘調性のある液剤の秤量に適しています。
メートグラスで秤量すると壁に液剤が付着し正しく秤量できません。

2:添付文書に配合変化についての記載はなく、インタビューフォームなどで情報を入手します。

3:麻薬は事故防止の観点から最後に秤量します。

4:正解です。一度秤量した薬液は衛生面を考慮し元の容器に戻さず廃棄します。

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