薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問330
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問題
薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問330 (訂正依頼・報告はこちら)
成人患者に対する処方のうち、必ず疑義照会が必要なものはどれか。2つ選べ。
- アテノロール錠50mg、1回1錠(1日1錠)、1日1回、朝食後、14日分
- ミチグリニドカルシウム水和物錠10mg、1回1錠(1日3錠)、1日3回、朝昼夕食直前、14日分
- ラニナミビルオクタン酸エステル水和物吸入粉末剤20mg、1回20mg(1日40mg)、1日2回、朝夕食後吸入、全10個
- エゼチミブ錠10mg、1回1錠(1日1錠)、1日1回朝食後14日分
- レボフロキサシン錠500mg、1回1錠(1日3錠)、1日3回朝昼夕食後14日分
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この過去問の解説 (3件)
01
ラニナミビルオクタン酸エステル水和物吸入粉末剤は成人患者に1日40mgを単回投与します。
レボフロキサシン錠は耐性菌の出現抑制のため、500mg錠を1日1回投与します。
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02
【選択肢に対する説明】
1:誤.疑義照会は必要ではありません。
2:誤.疑義照会は必要ではありません。
3:正.成人にはラニナミビルオクタン酸エステル(商品名「イナビル」)として40mgを単回吸入投与します。
4:誤.疑義照会は必要ではありません。
5:正.1回500mg1日1回経口投与は、1回100mg1日3回経口投与に比べ耐性菌の出現を抑制することが期待できるため、1回500mgを1日1回経口投与します。
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03
用法用量は成人の場合、40mgを単回吸入投与します。
よって疑義照会を行う必要があります。
5:レボフロキサシン錠(クラビット錠)はニューキノロン系抗菌薬です。
用法用量は成人の場合、500mg錠を1日1回経口投与します。
1日3回投与するのは100mg錠の場合なので、用法を間違えている可能性があり疑義照会を行う必要があります。
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