薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問331

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問331 (訂正依頼・報告はこちら)

医師への疑義照会に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
  • 錠剤を服用するのが苦手との申し出があり、疑義照会をせずにドキサゾシンメシル酸塩錠2mgの処方に対して、粉砕して調剤した。
  • モメタゾンフランカルボン酸エステル軟膏0.1%の用法に「医師の指示通り」と記載されていたので、疑義照会をせずに調剤した。
  • プレドニゾロン散1%0.05g(1回量)が処方されていたので、疑義照会をせずに賦形剤を0.2g(1回量)を加えて調剤した。
  • 70歳の男性にトリアゾラム錠が0.5mg(1回量)処方されていたので、疑義照会をした。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:誤りです。薬剤師は医師に疑義照会を行うことなく、錠剤を粉砕して散剤に剤形変更することはできません。

2:誤りです。「医師の指示通り」だけでは具体的な調剤内容が不明なため、疑義照会を行ってから調剤する必要があります。

3:正解です。1回量が規定量以下の場合、賦形剤の添加は薬剤師の判断で行うことができます。

4:正解です。トリアゾラム(商品名ハルシオン)は高齢者には1回0.125~0.25mgとされているため疑義照会が必要になります。

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02

正解:3.4

1 薬剤師の判断で錠剤を粉砕することはできません。

2 医師の指示通りだけでは詳しい使用方法がわかりません。疑義照会の対象となります。

3 賦形剤の添加は調剤をする上で当然の処置です。薬剤師の判断で行うことができます。

4 トリアゾラムは高齢者には0.25mgまでしか投与できません。そのため疑義照会が必要です。

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03

【答え】3,4

【選択肢に対する説明】
 1:誤.薬剤師は疑義照会なく、錠剤を粉砕して散剤に剤型変更することはできません。

 2:誤.「医師の指示通り」だけでは具体的な調剤内容が不明なため、疑義照会を行った上で調剤する必要があります。

 3:正.記載の通りです。賦形剤の添加は疑義照会の必用がありません。

 4:正.記載の通りです。トリアゾラム(商品名「ハルシオン」)は高齢者には1回0.125~0.25mgまでとされているため、疑義照会が必要です。

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