薬剤師の過去問
第100回
薬学実践問題(物理・化学・生物/実務) 問211

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問題

薬剤師国家試験 第100回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務) 問211 (訂正依頼・報告はこちら)

20歳女性。体重40kg。劇症肝炎のため、兄を臓器提供者とした生体部分肝移植を受けた。タクロリムス水和物カプセル1mg 1回2カプセル(1日4カプセル)1日2回朝夕食後投与にて維持療法を行っていたが、下記の処方が追加になった。

移植臓器に対する拒絶反応及びその制御に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 臓器提供者(ドナー)と受容者(レシピエント)が親子であれば、一般に拒絶反応は起こらない。
  • ドナーとレシピエントのヒト白血球抗原(HLA)の不適合は、拒絶反応の要因となる。
  • 移植された臓器が、レシピエントの免疫反応により傷害される反応を移植片対宿主反応(graft-versus-host reaction, GVHR)という。
  • 移植後、数日から数週間で起こる急性拒絶反応に、T細胞は関与しない。
  • タクロリムスは、細胞内の特定のタンパク質と複合体を形成し、転写因子の活性化に関わるホスファターゼを阻害する。

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