第一種電気工事士の過去問
平成29年度(2017年)
一般問題 問4
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問題
第一種 電気工事士試験 平成29年度(2017年) 一般問題 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような交流回路において、電源電圧120V、抵抗20Ω、誘導性リアクタンス10Ω、容量性リアクタンス30Ωである。図に示す回路の電流I[A]は。
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この過去問の解説 (3件)
01
そこで、各リアクタンスや抵抗に流れる電流Ir、Il、Icを電圧の値を使って求めると次のようになります。
『Ir=120/20=6[A]』
『Il=120/10=12[A]』
『Ic=120/30=4[A]』
ここでリアクタンス電流Ixを求めるために、IlとIcに注目します。この2つは、互いに打ち消しあう性質を持っています。今回はIlの方が大きいので、リアクタンス電流Ixは、
『Ix=Il-Ic=12-4=8[A]』
となり、リアクタンスの電流は8Aだとわかります。
最後にIrとIxをベクトルを考慮して足すと、求めたい電流Iは、
『I=√(Ir²+Ix²)=√(6²+8²)=10[A]』
となります。
よって、答えは2番になります。
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02
電流Iの計算式は下記になります。
I=√(Ir2+(Il-Ic)2)
ここで、
Ir = 120/20 = 6[A]
Il = 120/10 = 12[A]
Ic = 120/30 = 4[A]
になります。
よって、
I=√(6×6+(12-4)(12-4))
=10[A]
になります。
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03
オームの法則より、
IR=120V/20Ω=6A、
IL=120V/10Ω=12A、
IC=120V/30Ω=4A、
となります。
ILとICは、位相が180度異なるため、合成電流は、12Aー4A=8Aとなります。
これらの合成電流と抵抗の電流は、位相が90度ことなるため、三平方の定理より、
I=√(6²+8²)=10A
となります。
従いまして、答えは2番です。
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