第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午後
問5 (一般問題 問5)

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問題

第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午後 問5(一般問題 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

図のような三相交流回路において、電流Iの値[A]は。
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  • 200√3/17
  • 40/√3
  • 40
  • 40√3

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この過去問の解説 (2件)

01

∆結線をY結線に変換して、1つの相について考えます。インダクタンスの∆結線をY結線に変換すれば、下の回路が得られます。

 

 

1 相あたりのインピーダンスは、
 

 Z = 4 + 3j [Ω]

です。相電圧を位相の基準にとり、


 E = 200 / √3 [V]

とします。電流Iは次式で書けます。
 

 I = E / Z = 200 / {√3 ×(4 + 3j) } = 8 × (4 − 3j) / √3 [A]

その大きさは、
 

 |I| = 8 / √3 × √(42 + 32) = 40 / √3 [A]

になります。

選択肢1. 200√3/17

値が異なります。

選択肢2. 40/√3

正解です。

選択肢3. 40

値が異なります。

選択肢4. 40√3

値が異なります。

まとめ

三相交流を解析する問題は、1つの相に注目すると考えやすいです。この問題では、インダクタンスがΔ結線になっているので、まず、これをY結線に変換します。

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02

三相交流回路に流れる電流値を求める問題です。

中心のΔ負荷回路をY負荷回路に投下変化したものと考えます。

リアクタンスは1/3となり、1相のインピーダンスZは、Z=√4+3=5となります。

1相の電圧は200√3になる為に、そこから200√3/5になって、40√3となります。

選択肢1. 200√3/17

誤:計算結果と異なる為に不正解です。

選択肢2. 40/√3

正:計算結果からこれが正解となります。

選択肢3. 40

誤:計算結果と異なる為に不正解です。

選択肢4. 40√3

誤:計算結果と異なる為に不正解です。

まとめ

三相交流の値を求めるために√3が何かしらの形で出てきます。

そこから選択肢が絞れることとΔとYの変換が出来れば、計算が出来ると思います。

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