1級土木施工管理技士 過去問
平成25年度 択一式
問18 ((旧)平成25年〜27年度 問18)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成25年度 択一式 問18((旧)平成25年〜27年度 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
- 水和熱によるひび割れは、セメントの水和反応によって生じた構造物内部と外周の温度差によって生じる。
- コンクリート表面を初期養生中に急激に乾燥させると、ドライアウト現象により部材を貫通するひび割れが等間隔で発生する。
- 沈みひび割れは、コンクリートの沈みと凝固が同時進行する過程で、その沈み変位を水平鉄筋などが拘束することなどにより発生する。
- 打込みまでに時間がかかりすぎた場合やセメントや骨材の品質に問題がある場合には、網目状のひび割れが発生することがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
水和熱によるひび割れは、単位セメントが大きいコンクリートやマスコンクリートに生じやすく、ひび割れを防止するために、単位セメント量と単位水量を減らすAE剤・AE減水剤を用いるほか、水和発熱が小さいフライアッシュセメント等を用いる必要があります。
2、誤り。
コンクリートの乾燥収縮ひび割れは、引張応力により表面に網状の不規則なひび割れが発生します。
表面養生の不良が原因で、直射日光・風が当たらないように養生する必要があります。
3、設問の通り。
沈みひび割れは単位水量が多い場合に生じやすく、減水剤等の混和剤を用いて単位水量を少なくする対策があります。
4、設問の通り。
シリカ分を含む骨材を使用した場合に、アルカリ骨材反応によるひび割れが発生しやすく、アルカリシリカ反応試験で無害と判定された骨材を使用することにより防止できます。
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02
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03
コンクリートの施工時に発生する初期ひび割れは、注意しなければいけません。
正解
水和熱によるひび割れは、
セメントの水和反応で発生する熱により、外部との温度差が生じることで発生します。
誤り
ドライアウト現象により発生するひび割れは、
コンクリート表面の急激な乾燥による収縮で生じる表面ひび割れです。
正解
沈みひび割れは、コンクリートの沈降(ブリーディング)と
凝結が同時に進行する過程で、水平鉄筋や型枠などが
コンクリートの沈み変位を拘束することにより発生します。
特に鉄筋上部に沿って発生しやすく、適切な締固めや材料選定により防止できます。
正解
打込みまでの時間が長すぎると初期硬化が進行し、
コンクリート表面に網目状のひび割れが発生することがあります。
適切な施工管理と材料の品質管理が重要です。
コンクリートの品質管理の問題は、実際の現場でも役立つので覚えておきましょう。
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