1級土木施工管理技士 過去問
平成25年度 択一式
問34 ((旧)平成25年〜27年度 問34)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成25年度 択一式 問34((旧)平成25年〜27年度 問34) (訂正依頼・報告はこちら)
- モルタルの敷込み厚さは、岩盤表面で2cm、水平打継目で1.5cmを標準とし、モルタルを一度に敷き込む範囲は30分程度でコンクリートを打ち込める範囲とする。
- 水平打継目に生じたレイタンスの除去は、ダムコンクリートが完全に硬化したことを確認してから圧力水や電動ブラシなどで除去する。
- ダムコンクリートの一般部の打込み方向は、材料分離や降雨などによる打止めを考慮してダム軸に平行な方向に打ち込むものとする。
- 棒状バイブレータ(内部振動機)による有スランプコンクリートの締固めは、棒状バイブレータを鉛直に差込み先端が10cm程度下層コンクリートに入るようにする。
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この過去問の解説 (3件)
01
ダムコンクリートの打込みに関する問題です。
設問の通り。
モルタルの敷込み厚さは、岩盤表面で2cm、水平打継目で1.5cmを標準とし、敷き込む時間が長くなりモルタルの凝固や乾燥をさせないため、モルタルを一度に敷き込む範囲は30分程度でコンクリートを打ち込める範囲としています。
誤り。
水平打継目に生じたレイタンスは、コンクリートが完全に硬化する前に、圧力水や電動ブラシなどで除去しなければなりません。このレイタンス除去作業をグリーンカットといいます。
設問の通り。
材料分離や降雨などによる打止めがおきた場合は、上下流方向に連続して漏水経路になってしまうため、ダム軸に平行な方向に打ち込むことが望ましいです。
設問の通り。
棒状バイブレータ(内部振動機)による有スランプコンクリートの締固めは、上層と下層の一体化を確実にするため、棒状バイブレータを鉛直に差込み先端が10cm程度下層コンクリートに入るようにする必要があります。
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02
〇レイタンス処理は、打設後にコンクリートが硬化する前に行います。
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03
ダムコンクリートの打込みでは、適切なモルタル敷設、
タイミングを見計らったレイタンス除去、効率的な打込み方向の選択、
確実な振動締固めが重要です。
正しい
モルタルは、岩盤面で2cm、継目部で1.5cmの厚さで敷きます。
30分以内にコンクリートを打てる範囲で敷くことで、モルタルが固まる前に作業を完了させます。
誤り
レイタンスの除去は、コンクリートが完全に固まる前の適切なタイミングで行います。
完全硬化後では除去が困難になり、次の層との接着が悪くなります。
正しい
ダムコンクリートは、雨が降った時の作業中断や材料が分離するリスクを考えて、
ダム軸と平行方向に打ち込みます。
これにより効率的で安全な施工ができます。
正しい
棒状の振動機は垂直に差し込み、先端が下の層のコンクリートに約10cm入るようにします。
これにより上下の層がしっかりと一体化し、強固なダムコンクリートが完成します。
これらの基本的な施工管理により、長期間にわたって安全性を保つ高品質なダムを構築することができます。
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