1級土木施工管理技術の過去問
平成25年度
(旧)平成25年〜27年度 問35
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成25年度 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
トンネルの山岳工法における支保工の施工管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 鋼製支保工は、地山又は一次吹付けコンクリート面にできる限り密着して建て込み、空隙を吹付けコンクリートなどで充てんし、荷重が支保工に円滑に伝達されるようにする必要がある。
- ロックボルトは、十分な定着力が得られるよう、施工前あるいは初期掘削段階の同一地質の箇所で引抜き試験を行い、その引抜き耐力から適切な定着方式やロックボルトの種類などの選定を行う。
- 吹付けコンクリートは、地山に吹き付けられたコンクリートの強度発現の状態を把握し、特に初期強度よりも長期強度が重要であるので、適切な試験方法を選定して、強度を確認するのが望ましい。
- 覆工コンクリートは、特に吹上げ方式による施工において、天端部の未充てんを防止するために流動性の確保が必要であり、規定に適合した配合や作業に適したスランプとなるよう十分に管理しなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
鋼製支保工は、吹付けコンクリートと一体化することにより確実な効果が発揮できるため、地山又は一次吹付けコンクリート面にできる限り密着して建て込み、空隙を吹付けコンクリートなどで充てんし、荷重が支保工に円滑に伝達されるようにする必要があります。
2、設問の通り。
ロックボルトは、十分な定着力が得られるよう、施工前あるいは初期掘削段階の同一地質の箇所で引抜き試験を行い、その引抜き耐力から適切な定着方式やロックボルトの種類などの選定を行う。また施工中においても十分な定着力が得られていることも確認する必要があります。
3、誤り。
吹付けコンクリートは、掘削後ただちに施工し保持するための初期強度が特に重要です。
4、設問の通り。
覆工コンクリートは、特に吹上げ方式による施工において、天端部を完全に充てんするために、ワーカビリティーが確保でき、材料分離の生じにくいような、配合や作業に適したスランプとなるよう十分に管理しなければなりません。
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02
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