1級土木施工管理技術の過去問
平成26年度
(旧)平成25年〜27年度 問43

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成26年度 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄道(在来線)の営業線及びその近接工事の保安対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 工事現場において事故発生又は発生のおそれのある場合は、直ちに列車防護の手配をとり、併発事故又は事故を未然に防止する。
  • 線路閉鎖、保守用車使用の手続きは、線閉責任者が行うこととし、使用間合、時間、作業範囲、競合作業などについて、あらかじめ監督員等と十分打合せを行う。
  • 施設指令員は、線路閉鎖工事が作業時間帯において終了できないと判断した場合は、その旨を線閉責任者に連絡し、その者の指示を受ける。
  • 列車の振動、風圧などによって、不安定、危険な状態になるおそれのある工事は、列車接近時から通過するまで、施工を一時中止する。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.設問のとおりです。列車防護とは列車の停止を要する障害が発生した場合に、列車に危険を知らせ、安全に停止させることを言います。

2.設問のとおりです。線路閉鎖とは、近接工事などのために、線路のある区間を一定の時間閉鎖して列車やほかの工事関係車両を線路内に立ち入らせない状態にすることです。鉄道の「全面通行止」のイメージです。

3. 誤りです。指令員と線閉責任者は協議をすることはありますが、指令員からの指示に従うことになります。線路閉鎖責任者からは指示をすることはありません。

4.設問のとおりです。専任の列車見張員を配置して、運行ダイヤ、作業ダイヤの確認をしながら、対比時間の確認、施工の安全を確保します。

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02

1.適当です。

 本文の通りです。

2.適当です。

 「線路閉鎖及び保守用車使用の手続き」→「線閉責任者」が行う 

 以上のように「誰が」「何を行うか」はポイントです。

3.適当ではありません。

 指示をするのは「施設司令員」です。

 ですので、「線閉責任者が線路閉鎖工事が作業時間帯において

 終了できないと判断した場合は、その旨を施設司令員に連絡し、

 その者の指示を受ける。」が正解です。

4.適当です。

 本文の通りです。  

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