1級土木施工管理技術の過去問
平成26年度
(旧)平成25年〜27年度 問46

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成26年度 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

上水道管路の地震対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 管路を他の地下埋設物と交差又は近接して布設する場合は、地震時に管路に大きな応力が発生し、破損の原因となるおそれや災害復旧作業も困難となるので、少なくとも30cm以上の離隔をとるよう努める。
  • 管路がやむを得ず活断層を横断又は近傍を通過する場合は、管路全体に鋳鉄管を使用することに加え、抜け出し防止機能を備えた伸縮可とう管や継輪を使用する。
  • 口径800mm以上の管路については、内部からの点検ができるように、適当な間隔で管路の要所に人孔を設ける外、点検や復旧作業が容易に行えるように排水設備も設置するのが望ましい。
  • 管路は、水平、鉛直とも急激な屈曲を避けることを原則とし、ダクタイル鋳鉄管などの継手を屈曲させる場合は、許容の屈曲角度内で曲げて布設する。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.設問のとおりです。構造物との離隔は30cm以上とします。

2.誤りです。ダクタイル鋳鉄管などは地震に強いしなやかさがあるとされていましたが、現在では断層用鋼管の採用が進められています。断層のずれが生じても山数で変位を吸収することができます。

3.設問のとおりです。口径800mm以上の管路は人による目視調査が行われ、口径800m未満の小口径管路は自走式のテレビカメラ等で調査が実施されます。

4.設問のとおりです。ダクタイル鋳鉄管は、鋳鉄の内部に含まれる黒鉛を球状化させ、強度や延性を改良した鋳鉄です。しなやかさと強靭性を併せ持っていて、高い耐久性を有します。

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02

上水道管路の地震対策に関する問題です。

1.適当です。

 他の地下埋設物との離隔「30㎝以上」を覚えておいてください。

2.適当ではありません。

 「活断層を横断又は近傍を通過する場合」ですので

 管種は「断層用鋼管」になります。

 断層のずれを変形吸収できます。

3.適当です。

 本文の通りです。

4.適当です。

 本文の通りのことが原則です。 

参考になった数2