1級土木施工管理技士 過去問
令和元年度
問21 (選択問題 問21)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級土木施工管理技術試験 令和元年度 問21(選択問題 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

河川の掘削工事に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 河道内の掘削工事では、掘削深さが河川水位より低い場合や地下水位が高い場合、数層に分けて掘削するなど、土質や水位条件などを総合的に検討して掘削方法を決める必要がある。
  • 河道内の掘削工事では、出水時に掘削機械が迅速に安全な場所に退避できるように、あらかじめ退避場所を設けておく必要がある。
  • 低水路部の一連区間の掘削では、流水が乱流を起こして部分的に深掘れなどの影響が生じないよう、原則として上流から下流に向かって掘削する。
  • 低水路の掘削土を築堤土に利用する場合は、地下水位や河川水位を低下させるための瀬替えや仮締切り、排水溝を設けた釜場での排水などにより含水比の低下をはかる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1→設問の通りです。

河道内の掘削工事では、掘削深さが河川水位より低い場合や地下水位が高い場合は、数層に分けて掘削します。

掘削方法は土質や水位条件や運搬路などの

仮設や工期なども総合的に判断して掘削方法を決める必要があります。

2→設問の通りです。

河道内の掘削工事では、出水時に掘削機械が迅速に安全な場所に退避できるように、あらかじめ退避場所を設けておきます。

3→誤りです。

低水路部の一連区間の掘削は、原則として下流から上流へ向かって掘削を行います。

上流から掘削すると、出水時に掘削面が水衝部となり水の流れを阻害します。

4→設問の通りです。

低水路の掘削土を築堤土に利用する場合は、

地下水位や河川水位を低下させるための瀬替えや仮締切り、

排水溝を設けた釜場で排水などを行って、含水比を低下させ、

良質な築堤土を使用します。

参考になった数21

02

1.適当。問題文の通りです。

2.適当。問題文の通りです。

3.誤り。河道掘削は下流から上流へ向かって施工を行うことが原則です。

上流から掘削すると、流水が掘削面に当って流向を変え、乱流を起こして部分的に深掘れが生じたり、水衝部となった部分の河岸や堤防に洗掘等の影響を及ぼすばかりでなく、掘削箇所の土砂を洗掘することとなります。

4.適当。問題文の通りです。

参考になった数14

03

河川掘削工事は、出水時の安全確保、掘削土の有効利用、周辺環境への影響低減など、様々な問題を考慮する必要があります。問題を繰り返し解き慣れることがコツです。

選択肢1. 河道内の掘削工事では、掘削深さが河川水位より低い場合や地下水位が高い場合、数層に分けて掘削するなど、土質や水位条件などを総合的に検討して掘削方法を決める必要がある。

〇適当です。

 河道内の掘削工事では、掘削深さと河川水位、地下水位の関係、土質などを考慮して、適切な掘削方法を選定する必要があります。

選択肢2. 河道内の掘削工事では、出水時に掘削機械が迅速に安全な場所に退避できるように、あらかじめ退避場所を設けておく必要がある。

〇適当です。

 出水時に掘削機械が流されないよう、速やかに退避できる場所を確保しておく必要があります。

選択肢3. 低水路部の一連区間の掘削では、流水が乱流を起こして部分的に深掘れなどの影響が生じないよう、原則として上流から下流に向かって掘削する。

×不適当です。

 低水路部の一連区間の掘削は、原則として下流から上流に向かって行います。

選択肢4. 低水路の掘削土を築堤土に利用する場合は、地下水位や河川水位を低下させるための瀬替えや仮締切り、排水溝を設けた釜場での排水などにより含水比の低下をはかる。

〇適当です。

 掘削土を築堤に利用する場合、適切な含水比に調整する必要があります。そのため、瀬替えや仮締切り、排水溝を設けた釜場での排水などを行い、含水比を低下させる必要があります。

まとめ

河川掘削工事は、安全かつ効率的に行うために、事前の調査や計画が重要です。

参考になった数0