1級土木施工管理技術の過去問
令和2年度
選択問題 問4

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度 選択問題 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

建設発生土を盛土に利用する際の留意点に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 道路の路体盛土に用いる土は、敷均し・締固めの施工が容易で、かつ締め固めた後の強さが大きく、雨水などの侵食に対して強く、吸水による膨潤性が低いことなどが求められる。
  • 締固めに対するトラフィカビリティーが確保できない場合は、水切り・天日乾燥、強制脱水、良質土混合などの土質改良を行うことが必要である。
  • 道路の路床盛土に第3種及び第4種建設発生土を用いる場合は、締固めを行っても強度が不足するおそれがあるので一般的にセメントや石灰などによる安定処理が行われる。
  • 道路の路床盛土に第1種及び第2a種建設発生土のような細粒分が多く含水比の高い土を用いる場合は、砂質系土などを混合することにより締固め特性を改善することができる。

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この過去問の解説 (2件)

01

【正解は4です】

1→正しいです。

道路の路体盛土に用いる土は、敷均し・締固めの施工が容易で、かつ締め固めた後の強さが大きく、雨水などの侵食に対して強く、吸水による膨潤性が低いことなどが求められます。

2→正しいです。

締固めに対するトラフィカビリティーが確保できない場合は、水切り・天日乾燥、強制脱水、良質土混合などの土質改良を行うことが必要です。

3→正しいです。

道路の路床盛土に第3種及び第4種建設発生土を用いる場合は、締固めを行っても強度が不足するおそれがあるので一般的にセメントや石灰などによる安定処理が行われます。

4→誤りです。

道路の路床盛土に第1種及び第2a種建設発生土のような「粗粒分が多く含水比の低い土」を用いる場合は、細粒分を混合及び粗粒分を破砕することにより締固め特性を改善することが重要です。

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02

1→設問通りです。

道路の路体盛土に用いる土は、以下の性質が望ましいです。

①敷均し・締固めの施工が容易

②締め固めた後のせん断力が大きい

③雨水などの侵食に対して強い

④吸水による膨潤性が低い

2→設問通りです。

トラフィカビリティーが確保できない建設発生土は、

水切りや天日乾燥、強制脱水のような含水比を低下させる方法か

良質土と混合するなどの土質改良を行うことが必要です。

3→設問通りです。

第3種や第4種建設発生土は軟弱な砂質土又は粘性土であるため

締固めを行っても強度不足が発生するおそれがあります。

なので一般的にセメントや石灰などによる安定処理を行い

強度不足を解消しなければなりません。

4→誤りです。

第1種及び第2a種建設発生土は、粗粒分が多く含水比が低いので、

最大粒径に注意して、破砕する場合があります。

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