1級土木施工管理技術の過去問
令和2年度
選択問題 問12

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度 選択問題 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

構造物の基礎に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 橋梁下部の直接基礎の支持層は、砂層及び砂礫層では十分な強度が、粘性土層では圧密のおそれのない良質な層が、それぞれ必要とされるため、沖積世の新しい表層に支持させるとよい。
  • 橋梁下部の杭基礎は、支持杭基礎と摩擦杭基礎に区分され、長期的な基礎の変位を防止するためには一般に支持杭基礎とするとよい。
  • 斜面上や傾斜した支持層などに擁壁の直接基礎を設ける場合は、基礎地盤として不適な地盤を掘削し、コンクリートで置き換えて施工することができる。
  • 表層は軟弱であるが、比較的浅い位置に良質な支持層がある地盤を擁壁の基礎とする場合は、良質土による置換えを行い、改良地盤を形成してこれを基礎地盤とすることができる。

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この過去問の解説 (2件)

01

不適当なものは1です。


沖積世の新しい表層は軟弱なため、洪積世以前の古い地盤に支持させる方が良いです。

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02

1→誤りです。

橋梁下部の直接基礎は洪積世の古い表層に支持させます。

沖積世の新しい表層は圧密が十分に進んでおらず、支持力が小さいです。

2→設問通りです。

橋梁下部の杭基礎は、支持杭基礎と摩擦杭基礎に分類されます。

長期的な基礎の変位を防止するためには支持杭基礎とすることが望ましいです。

3→設問通りです。

斜面上や傾斜した支持層などに擁壁の直接基礎を設ける場合は、

基礎地盤として不適な地盤を掘削し、コンクリートで置き換えて施工します。

4→設問通りです。

比較的に浅い位置に良質な支持層がある時は、

その上にある軟弱な表層を掘削、除去して良質土に置換え、

改良地盤が形成されるので、基礎地盤とすることができます。

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