1級土木施工管理技術の過去問
令和2年度
選択問題 問49

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この過去問の解説 (2件)

01

1.適当ではありません。

透水性の改善度合いを確認する場合は、現場透水試験の結果から、透水係数が 10−5cm/s のオーダーの数値が得られたら、薬液注入による地盤の改良度合いは良いと判断します。

透水係数が小さくなる(10−5cm/s ~ 10−4cm/sことは、薬液が注入され、止水性が向上したり、強度が増したりしているということになり、効果が表れている証となります。

2.適当です。

標準貫入試験で地盤の強度を確認する場合は、所定の高さからハンマを自由落下させて、サンプラーを30cm打ち込むのに要する打撃数を求めます。

得られる値は「N値」と呼ばれ、地盤の固さを示す指標となります

3.適当ではありません。

薬液注入により砂地盤の強度を増加させた場合粘着力の値は増加します。

一方、薬液注入を行い砂地盤の強度を増加させても、内部摩擦角は変化しません。

4.適当ではありません。

薬液の浸透状況を確認する場合は、薬液注入を行った箇所周辺を掘削して、フェノールフタレイン液に反応して色が変化した状況を確認することにより、強度や透水性を数値で評価します。

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02

適当なものは2です。


1.透水係数が1×10-5〜1×10-4cm/sであれば、注入効果があると判断されます。


3.三軸圧縮試験により確認する場合は、地盤の粘着力の値は変化しますので、その値の増加で判断します。

また、薬液注入工事で内部摩擦角は変化しないので、薬液注入の効果を内部摩擦角の変化で判断することはありません。


4.アルカリ系薬液による変色反応では、強度や透水性を評価できません

アルカリ系薬液に反応するフェノールフタレイン液を用いて、薬液注入を行った箇所の掘削土の着色状況を確認することによって、薬液の浸透状況を確認します。

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