1級土木施工管理技士 過去問
令和2年度
問69 (必須問題 問69)
問題文
工事の原価管理における次の記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級土木施工管理技術試験 令和2年度 問69(必須問題 問69) (訂正依頼・報告はこちら)
工事の原価管理における次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 原価管理は、天災その他不可抗力による損害について考慮する必要はないが、設計図書と工事現場の不一致、工事の変更・中止、物価・労賃の変動について考慮する必要がある。
- 原価管理は、工事受注後、最も経済的な施工計画をたて、これに基づいた実行予算の作成時点から始まって、工事決算時点まで実施される。
- 原価管理を実施する体制は、工事の規模・内容によって担当する工事の内容ならびに責任と権限を明確化し、各職場、各部門を有機的、効果的に結合させる必要がある。
- 原価管理の目的は、発生原価と実行予算を比較し、これを分析・検討して適時適切な処置をとり、最終予想原価を実行予算まで、さらには実行予算より原価を下げることである。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.適当ではありません。
原価管理では、天災その他不可抗力による損害について考慮する必要があります。
設計図書と工事現場の不一致、工事の変更・中止、物価・労賃の変動については、発注者に設計変更を求めることができることもあります。
2.設問の通りです。
原価管理は、工事受注後、最も経済的な施工計画をたて、これに基づいた実行予算の作成時点から始まって、工事決算時点まで実施されます。
3.設問の通りです。
原価管理を実施する体制は、工事の規模・内容によって担当する工事の内容ならびに責任と権限を明確化し、各職場、各部門を有機的、効果的に結合させる必要があり、これにより合理的な施工計画を策定していきます。現場レベルだけでの策定では十分ではありません。
4.設問の通りです。
原価管理の目的は、発生原価と実行予算を比較し、これを分析・検討して適時適切な処置をとり、最終予想原価を実行予算まで、さらには実行予算より原価を下げることです。
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02
✖1.
原価管理は、天災その他不可抗力による損害について、ある程度考慮する必要があります。
反対に、工事の変更・中止、物価・労賃の変動についてはさほど考慮する必要はありません。
〇2.設問の通りです。
原価管理は、工事受注後、最も経済的な施工計画をたて、これに基づいた実行予算の作成時点から始まり、工事決算時点まで実施されます。
〇3.設問の通りです。
原価管理を実施する体制は、工事の規模・内容によって担当する工事の内容ならびに責任と権限を明確化し、各職場、各部門を有機的、効果的に結合させる必要があります。
〇4.設問の通りです。
原価管理の目的は、会社に利益をもたらすことであり、最終予想原価を実行予算まで、さらには実行予算より原価を下げることにあります。
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03
工事の原価管理は、利益確保と効率的な施工に不可欠です。原価管理の範囲、期間、体制、目的など、基本的な考え方をおさえておきましょう。
×不適当です。
原価管理は、天災その他の不可抗力による損害についても考慮する必要があります。
〇適当です。
原価管理は、工事受注後、実行予算の作成時点から始まり、工事完成・決算時点まで継続的に行われます。
〇適当です。
原価管理を効果的に行うためには、工事の規模や内容に応じて、担当者の責任と権限を明確化し、各職場や部門が連携して原価管理に取り組む体制を構築する必要があります。
〇適当です。
原価管理の目的は、発生原価と実行予算を比較分析し、差異の原因を突き止め、適切な対策を講じることで、最終的な原価を予算内に抑えることです。
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