1級土木施工管理技士 過去問
令和2年度
問70 (必須問題 問70)
問題文
建設機械の選定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級土木施工管理技術試験 令和2年度 問70(必須問題 問70) (訂正依頼・報告はこちら)
建設機械の選定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 建設機械の選定は、作業の種類、工事規模、土質条件、運搬距離などの現場条件のほか建設機械の普及度や作業中の安全性を確保できる機械であることなども考慮する。
- 建設機械は、機種・性能により適用範囲が異なり、同じ機能を持つ機械でも現場条件により施工能力が違うので、その機械が最大能率を発揮できるように選定する。
- 組合せ建設機械は、最大の作業能力の建設機械によって決定されるので、各建設機械の作業能力に大きな格差を生じないように規格と台数を決定する。
- 組合せ建設機械の選択では、主要機械の能力を最大限に発揮させるため作業体系を並列化し、従作業の施工能力を主作業の施工能力と同等、あるいは幾分高めにする。
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この過去問の解説 (3件)
01
〇1.設問の通りです。
建設機械の選定は、作業の種類、工事規模、土質条件、運搬距離などの現場条件のほか、建設機械の普及度や作業中の安全性を確保できる機械であることなども考慮します。
〇2.設問の通りです。
現場条件と使用機械を照合し、最大能率を発揮できる機械を選定することが重要です。
✖3.
組合せ建設機械は、最小の作業能力の建設機械によって決定されるので、各建設機械の作業能力に大きな格差が生じないように規格と台数を決定します。
〇4.設問の通りです。
主要機械の能力を最大限に発揮させるため、従作業の施工能力を主作業の施工能力と同等、あるいは幾分高めにします。
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02
1.設問の通りです。
建設機械の選定は、作業の種類、工事規模、土質条件、運搬距離などの現場条件のほか建設機 械の普及度や作業中の安全性を確保できる機械であることなども考慮する必要があります。
2.設問の通りです。
建設機械は、機種・性能により適用範囲が異なり、同じ機能を持つ機械でも現場条件により施 工能力が違うので、その機械が最大能率を発揮できるように選定する必要があります。
3.適当ではありません。
組合せ建設機械は、最小の作業能力の建設機械によって決定されるので、各建設機械の作業能 力に大きな格差を生じないように規格と台数を決定する必要があります。
最大→最小 が正しい内容です。
4.設問の通りです。
組合せ建設機械の選択では、主要機械の能力を最大限に発揮させるため作業体系を並列化し、従作業の施工能力を主作業の施工能力と同等、あるいは幾分高めにする必要があります。
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03
建設機械の選定に関する問題です。建設機械の選定は工事全体の、安全・品質・工程に大きく影響するため重要なプロセスとなります。設問を一字一句丁寧に読み解き理解することが重要です。意識して問題を見ていきましょう。
〇適当です。
建設機械の選定は、作業の種類、工事規模、土質条件、運搬距離などの現場条件のほか建設機械の普及度や作業中の安全性を確保できる機械であることなども考慮します。
〇適当です。
設問の通り、同じ機能を有する建設機械でも機械を配置する現場条件(作業内容、土質、作業スペース等)により、能率は左右されます。
したがって、その機械が最大能率を発揮できるよう、現場条件に適した建設機械を選定することが重要です。
×不適当
組合せ建設機械は、最小の*作業能力の建設機械によって決定されます。
各建設機械の能力に大きな格差があると、低能力の建設機械に滞りが生じやすくなるため能力差を出来るだけ均一とするのが重要です。
したがって、最小の作業能力の建設機械に基づき組み合わせ機械の選定が成されることから、最大の作業能力の建設機械によって決定されるの記載は不適当です。
*作業能力:理論上可能な最大作業量
〇適当です。
主作業を支える補助的役割を担う従作業の*施工能力を、主作業と同等かそれ以上に高めることで、作業効率の向上を図ります。
*施工能力:実際に施工できる量
ここで押さえておくべきポイントは次の通りです。
組み合わせ建設機械は、最小の作業能力の機械によって全体の作業能力が決定されるため、各機械の能力に大きな格差が生じないように規格と台数を決定します。
主要機械の能力を最大限に発揮させるため、従作業の施工能力を主作業の施工能力と同等、あるいは幾分高めに設定します。
これらのポイントを踏まえて、建設機械の選定に関する問題を解くようにしましょう。
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