1級土木施工管理技士 過去問
令和2年度
問77 (必須問題 問77)

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問題

1級土木施工管理技術試験 令和2年度 問77(必須問題 問77) (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事の労働災害防止対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 作業床の端、開口部などには、必要な強度の囲い、手すり、覆いなどを設置し、床上の開口部の覆い上には、原則として材料などを置かないこととし、その旨を表示する。
  • 土留支保工内の掘削において、切ばり、腹起しなどの土留支保工部材を通路として使用する際は、あらかじめ通路であることを示す表示をする。
  • 上下作業は極力避けることとするが、やむを得ず上下作業を行うときは、事前に両者の作業責任者と場所、内容、時間などをよく調整し、安全確保をはかる。
  • 物体の落下しやすい高所には物を置かないこととするが、やむを得ず足場上に材料などを集積する場合には、集中荷重による足場のたわみなどの影響に留意する。

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この過去問の解説 (3件)

01

〇1.設問の通りです。

開口部は手すり、中さん、巾木を設置し床上の開口部の覆い上には、原則として材料などを置かないこととし、その旨を表示します。

✖2.

土留支保工内の掘削において、切ばり、腹起しなどの土留支保工部材を通路として使用してはけません

別途で仮設通路を設ける必要があります。

〇3.設問の通りです。

上下作業は極力避けなければなりません。

やむを得ず上下作業を行うときは、事前に両者の作業責任者と場所、内容、時間などをよく調整し、安全確保をはかります。

〇4.設問の通りです。

物体の落下しやすい高所には物を置かないことが原則です。

やむを得ず足場上に材料などを集積する場合には、集中荷重による足場のたわみなどの影響に留意しなければなりません。

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02

1.設問の通りです。

作業床の端、開口部などには、必要な強度の囲い、手すり、覆いなどを設置し、床上の開口部 の覆い上には、原則として材料などを置かないこととし、その旨を表示しなければなりません。

2.適当ではありません。

土木工事安全施工技術指針(国交省)に以下のように定められています。

『土留・支保工内の掘削には、適宜通路を設けることと し、切梁、腹起し等の土留・支保工部材上の通行を禁止 すること。』

土留支保工内の掘削において、切ばり、腹起しなどは、通路として使用してはいけません。

3.設問の通りです。

上下作業は極力避けることが基本ですが、やむを得ず上下作業を行うときは、事前に両者の作業責 任者と場所、内容、時間などをよく調整し、安全確保をはからなければなりません。

4.設問の通りです。

物体の落下しやすい高所には物を置かないこととしますが、やむを得ず足場上に材料などを集積する場合には、集中荷重による足場のたわみなどの影響に留意しなければなりません。

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03

この問題のポイントは、「やむを得ず」の文言に注意しましょう。

選択肢1. 作業床の端、開口部などには、必要な強度の囲い、手すり、覆いなどを設置し、床上の開口部の覆い上には、原則として材料などを置かないこととし、その旨を表示する。

〇適当です。

 

 作業床の端、開口部などには、必要な強度の囲い、手すり、覆いなどを設置し、床上の開口部の覆い上には、原則として材料などを置かないこととし、その旨を表示する必要があります。

選択肢2. 土留支保工内の掘削において、切ばり、腹起しなどの土留支保工部材を通路として使用する際は、あらかじめ通路であることを示す表示をする。

×不適当です。

 

 土留支保工内の掘削において、切ばり、腹起しなどの土留支保工部材を通路として使用する際は、あらかじめ通路であることを示す表示をする。

 

切ばり、腹起しなどの土留支保工部材を通路として使用してはいけません。

選択肢3. 上下作業は極力避けることとするが、やむを得ず上下作業を行うときは、事前に両者の作業責任者と場所、内容、時間などをよく調整し、安全確保をはかる。

〇適当です。

 

 上下作業は極力避けることとするが、やむを得ず上下作業を行うときは、事前に両者の作業責任者と場所、内容、時間などをよく調整し、安全確保をはかる対応は適当です。

選択肢4. 物体の落下しやすい高所には物を置かないこととするが、やむを得ず足場上に材料などを集積する場合には、集中荷重による足場のたわみなどの影響に留意する。

〇適当です。

 

 物体の落下しやすい高所には物を置かないこととするが、やむを得ず足場上に材料などを集積する場合には、集中荷重による足場のたわみなどの影響に留意する必要があります。

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