1級土木施工管理技術の過去問
令和2年度
必須問題 問91

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度 必須問題 問91 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋の継手に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 重ね継手は、所定の長さを重ね合わせて、焼なまし鉄線で複数箇所緊結する継手で、継手の信頼度を上げるためには、焼なまし鉄線を長く巻くほど継手の信頼度が向上する。
  • 手動ガス圧接の技量資格者の資格種別は、圧接作業を行う鉄筋の種類及び鉄筋径によって種別が異なっている。
  • ガス圧接で圧接しようとする鉄筋両端部は、鉄筋冷間直角切断機で切断し、また圧接作業直前に、両側の圧接端面が直角かつ平滑であることを確認する。
  • 機械式継手のモルタル充てん継手では、継手の施工前に、鉄筋の必要挿入長さを示す挿入マークの位置・長さなどについて、目視又は必要に応じて計測により全数確認する。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「重ね継手は、所定の長さを重ね合わせて、焼なまし鉄線で複数箇所緊結する継手で、継手の信頼度を上げるためには、焼なまし鉄線を長く巻くほど継手の信頼度が向上する。」です。

選択肢1. 重ね継手は、所定の長さを重ね合わせて、焼なまし鉄線で複数箇所緊結する継手で、継手の信頼度を上げるためには、焼なまし鉄線を長く巻くほど継手の信頼度が向上する。

重ね継手は、所定の長さを重ね合わせて、焼なまし鉄線で複数箇所緊結する継手です。

焼なまし鉄線は出来るだけ短く巻きます長すぎるとコンクリートと鉄筋との付着強度が低下してしまいます。

選択肢2. 手動ガス圧接の技量資格者の資格種別は、圧接作業を行う鉄筋の種類及び鉄筋径によって種別が異なっている。

〇設問の通りです。

手動ガス圧接の技量資格者の資格種別は、圧接作業を行う鉄筋の種類及び鉄筋径によって種別が異なっています。

手動ガス圧接1種で鉄筋径25mm(D25)以下、2種で鉄筋径32mm(D32)以下、3種で鉄筋径38mm(D38)以下、4種で鉄筋径50mm(D51)以下となります。

選択肢3. ガス圧接で圧接しようとする鉄筋両端部は、鉄筋冷間直角切断機で切断し、また圧接作業直前に、両側の圧接端面が直角かつ平滑であることを確認する。

〇設問の通りです。

ガス圧接で圧接しようとする鉄筋両端部は、鉄筋冷間直角切断機で切断し、また圧接作業直前に、両側の圧接端面が直角かつ平滑であることを確認します。

選択肢4. 機械式継手のモルタル充てん継手では、継手の施工前に、鉄筋の必要挿入長さを示す挿入マークの位置・長さなどについて、目視又は必要に応じて計測により全数確認する。

〇設問の通りです。

機械式継手のモルタル充てん継手では、継手前に、鉄筋の必要挿入長さを示す挿入マークの位置・長さなどについて、目視又は必要に応じて計測により全数確認する必要があります。

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02

正解は「重ね継手は、所定の長さを重ね合わせて、焼なまし鉄線で複数箇所緊結する継手で、継手の信頼度を上げるためには、焼なまし鉄線を長く巻くほど継手の信頼度が向上する。」です。

選択肢1. 重ね継手は、所定の長さを重ね合わせて、焼なまし鉄線で複数箇所緊結する継手で、継手の信頼度を上げるためには、焼なまし鉄線を長く巻くほど継手の信頼度が向上する。

適当ではありません。

 「重ね継手」に関する説明ですが、後半の「継手の信頼度を上げるためには、

 焼なまし鉄線を長く巻くほど継手の信頼度が向上する」の部分が誤りです。

 逆に長くすることによって強度が低下します。

選択肢2. 手動ガス圧接の技量資格者の資格種別は、圧接作業を行う鉄筋の種類及び鉄筋径によって種別が異なっている。

適当です。

 手動ガス圧接の技量資格者の資格種別について述べています。

 本文の通り鉄筋の種類及び鉄筋径によって種別が異なります。

 手動ガス圧接1種 : 鉄筋径25mm以下

 手動ガス圧接2種 : 鉄筋径32mm以下

 手動ガス圧接3種 : 鉄筋径38mm以下

 手動ガス圧接4種 : 鉄筋径50mm以下 です。

選択肢3. ガス圧接で圧接しようとする鉄筋両端部は、鉄筋冷間直角切断機で切断し、また圧接作業直前に、両側の圧接端面が直角かつ平滑であることを確認する。

適当です。

 本文の通りです。鉄筋両端部の処理に関して述べています。

選択肢4. 機械式継手のモルタル充てん継手では、継手の施工前に、鉄筋の必要挿入長さを示す挿入マークの位置・長さなどについて、目視又は必要に応じて計測により全数確認する。

適当です。

 本文の通りです。

 機械式継手のモルタル充てん継手の諸注意に関して述べています。 

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