1級土木施工管理技士 過去問
令和3年度
問20 (選択問題 問20)
問題文
コンクリート構造物の補強工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級土木施工管理技士試験 令和3年度 問20(選択問題 問20) (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリート構造物の補強工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 道路橋の床版に対する接着工法では、死荷重等に対する既設部材の負担を減らす効果は期待できず、接着された補強材は補強後に作用する車両荷重に対してのみ効果を発揮する。
- 橋梁の耐震補強では、地震後の点検や修復作業の容易さを考慮し、橋脚の曲げ耐力を基礎の曲げ耐力より大きくする。
- 耐震補強のために装置を後付けする場合には、装置本来の機能を発揮させるために、その装置が発現する最大の強度と、それを支える取付け部や既存部材との耐力の差を考慮する。
- 連続繊維の接着により補強を行う場合は、既設部材の表面状態が直接確認できなくなるため、帯状に補強部材を配置する等点検への配慮を行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
誤っているものは「橋梁の耐震補強では、地震後の点検や修復作業の容易さを考慮し、橋脚の曲げ耐力を基礎の曲げ耐力より大きくする。」です。
適当。
問題文の通りです。
適当ではない。
橋梁の耐震補強では、橋脚の曲げ耐力を基礎の曲げ耐力より小さくします。
適当。
問題文の通りです。
適当。
問題文の通りです。
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02
誤っているものは「橋梁の耐震補強では、地震後の点検や修復作業の容易さを考慮し、橋脚の曲げ耐力を基礎の曲げ耐力より大きくする。」です。
適当です。
道路橋の床版に対する接着工法において、接着された補強材は補強後に
作用する「車両荷重に対してのみ」効果を発揮します。
適当ではありません。
正しくは、橋梁の耐震補強において
「橋脚の曲げ耐力を基礎の曲げ耐力より小さくする。」です。
適当です。
耐震補強の装置を後付けする場合の留意事項について述べています。
適当です。
連続繊維の接着による補強の留意事項と措置は本文の通りです。
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03
コンクリート構造物の補強は、建物の寿命を延ばし安全性を向上させるために重要です。設問の内容を具体的にイメージして正確に読み解くのがポイントです。
〇適当です。
道路橋の床版に対する接着工法では、接着された補強材は補強後に作用する車両荷重に対してのみ効果を発揮します。
×不適当です。
橋脚の曲げ耐力を基礎の曲げ耐力より小さくします。
〇適当です。
耐震補強装置の効果を最大限に発揮するためには、装置の強度だけでなく、それを支える部分の強度も十分に確保する必要があります。
〇適当です。
連続繊維接着工法では、補強材で既設部材の表面が覆われるため直接確認することが困難です。そのため、点検が容易に行えるように、帯状に補強材を配置するなどの工夫が必要です。
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