1級土木施工管理技士 過去問
令和3年度
問21 (選択問題 問21)
問題文
河川堤防の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級土木施工管理技術試験 令和3年度 問21(選択問題 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
河川堤防の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 築堤土は、粒子のかみ合せにより強度を発揮させる粗粒分と、透水係数を小さくする細粒分が、適当に配合されていることが望ましい。
- トラフィカビリティーが確保できない土は、地山でのトレンチによる排水、仮置きによる曝気乾燥等により改良することで、堤体材料として使用が可能になる。
- 石灰を用いた土質安定処理工法は、石灰が土中水と反応して、吸水、発熱作用を生じて周辺の土から脱水することを主要因とするが、反応時間はセメントに比較して長時間が必要である。
- 嵩上げや拡幅に用いる堤体材料は、表腹付けには既設堤防より透水性の大きい材料を、裏腹付けには既設堤防より透水性の小さい材料を使用するのが原則である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「嵩上げや拡幅に用いる堤体材料は、表腹付けには既設堤防より透水性の大きい材料を、裏腹付けには既設堤防より透水性の小さい材料を使用するのが原則である。」です。
適当。
問題文の通りです。
適当。
問題文の通りです。
適当。
問題文の通りです。
適当ではない。
嵩上げや拡幅に用いる堤体材料は、耐水性に主眼が置かれ、堤体盛土の品質が均質となるような施工を行います。
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02
正解は「嵩上げや拡幅に用いる堤体材料は、表腹付けには既設堤防より透水性の大きい材料を、裏腹付けには既設堤防より透水性の小さい材料を使用するのが原則である。」です。
適当です。
築堤土に関しては本文に記される「粗粒分」と「細粒分」の適当な配合が重要です。
適当です。
トラフィカビリティ(施工現場での建設機械の走破性)が確保できない土の処置に関して述べています。
適当です。
石灰を使用した「土質安定処理」について述べています。
本文そのものが重要です。
適当ではありません。
正しくは、表腹付けには既設堤防より「透水性の小さい」材料
裏腹付けには既設堤防より「透水性の大きい」材料 です。
このような「大きい」「小さい」が逆のパターンはよく出ます。
正しく覚えておきましょう。
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03
河川堤防の施工に関する問題です。
透水性が、低い、高い
トラフィカビリティが、低い、高い
といった、問題形式が多い傾向がありますので、これらに着目して問題をみていきましょう。
〇適当です。
堤体材料としては、粗粒分と細粒分がバランスよく配合されていることが重要です。
〇適当です。
土の含水比が高い等、トラフィカビリティーが低い土は建設機械の走行が困難な状態です。
このような土は、排水や曝気乾燥などの方法で改良することで、堤体材料として使用することができます。
〇適当です。
石灰を用いた土質安定処理工法は、セメントを持ちた場合と比べると反応時間は長時間を要します。
×不適当です。
嵩上げや拡幅に用いる堤体材料は、
・表腹付けには既設堤防より透水性の小さい材料を
・裏腹付けには既設堤防より透水性の大きい材料を
使用するのが原則です。
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