1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
選択問題 問31

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 選択問題 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

道路のアスファルト舗装の各種舗装の特徴に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 半たわみ性舗装は、空隙率の大きな開粒度タイプの半たわみ性舗装用アスファルト混合物に、浸透用セメントミルクを浸透させたものである。
  • グースアスファルト舗装は、グースアスファルト混合物を用いた不透水性やたわみ性等の性能を有する舗装で、一般に鋼床版舗装等の橋面舗装に用いられる。
  • ポーラスアスファルト舗装は、ポーラスアスファルト混合物を表層あるいは表・基層等に用いる舗装で、雨水を路面下に速やかに浸透させる機能を有する。
  • 保水性舗装は、保水機能を有する表層や表・基層に保水された水分が蒸発する際の気化熱により路面温度の上昇を促進する舗装である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.適当。

問題文の通りです。

2.適当。

問題文の通りです。

3.適当。

問題文の通りです。

4.適当ではない。

保水性舗装は、保水機能を有する表層や表・基層に保水された水分が蒸発する際の、気化潜熱を奪うことにより路面温度の上昇を抑制する舗装です。

参考になった数31

02

道路のアスファルト舗装の各特徴についての問題です。

正答の本文もしっかり押さえておきましょう。

1.適当です。

 「半たわみ性舗装」に関する説明です。

 アスファルト舗装のたわみ性とコンクリート舗装の剛性を兼ね備えています。

2.適当です。

 「グースアスファルト舗装」に関する説明です。説明は本文の通りです。

3.適当です。

 「ポーラアスファルト舗装」に関する説明です。

 浸透力の高い舗装となります。

4.適当ではありません。

 「保水性舗装」に関して説明していますが、機能は

 「水分が蒸発する際の気化熱により、路面温度の上昇を抑制する」舗装です。

 注射の前の消毒アルコールを皮膚に塗布する際にヒヤリとする現象と同じです。 

参考になった数15

03

道路の舗装は、材料毎のその種類と目的を理解しましょう。

選択肢1. 半たわみ性舗装は、空隙率の大きな開粒度タイプの半たわみ性舗装用アスファルト混合物に、浸透用セメントミルクを浸透させたものである。

適当です。

 

半たわみ性舗装は、開粒度アスファルト混合物にセメントミルクを浸透させることで、初期の空隙率を減少させ、耐久性を向上させる舗装です。

選択肢2. グースアスファルト舗装は、グースアスファルト混合物を用いた不透水性やたわみ性等の性能を有する舗装で、一般に鋼床版舗装等の橋面舗装に用いられる。

適当です。

 

グースアスファルト舗装は、高粘度のアスファルトを用いることで、不透水性や耐摩耗性に優れ、橋面舗装など振動の大きい場所に適しています。

選択肢3. ポーラスアスファルト舗装は、ポーラスアスファルト混合物を表層あるいは表・基層等に用いる舗装で、雨水を路面下に速やかに浸透させる機能を有する。

適当です。

 

ポーラスアスファルト舗装は、空隙率が高く、雨水を路面下に速やかに浸透させることができるため、都市部の排水対策などに有効です。

選択肢4. 保水性舗装は、保水機能を有する表層や表・基層に保水された水分が蒸発する際の気化熱により路面温度の上昇を促進する舗装である。

適当ではありません。

 

保水性舗装は、水分を保持することで、路面温度の上昇を抑制する効果があります。水分が蒸発する際の気化熱により路面温度が上昇するというのは誤りです。

まとめ

半たわみ性舗装: 開粒度アスファルトにセメントミルクを浸透

グースアスファルト舗装: 高粘度アスファルトを用い、不透水性

ポーラスアスファルト舗装: 空隙率が高く、排水性

保水性舗装: 水分を保持し、路面温度上昇を抑制

参考になった数0