1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
選択問題 問34

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 選択問題 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

ダムにおけるRCD用コンクリートの打込みに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • RCD用コンクリートは、ブルドーザにより薄層に敷き均されるが、1層当たりの敷均し厚さは、振動ローラで締め固めた後に25cm程度となるように27cm程度にしている例が多い。
  • 練混ぜから締固めまでの許容時間は、ダムコンクリートの材料や配合、気温や湿度等によって異なるが、夏季では3時間程度、冬季では4時間程度を標準とする。
  • 横継目は、貯水池からの漏水経路となるため、横継目の上流端付近には主副2枚の止水版を設置しなければならない。
  • RCD用コンクリート敷均し後、振動目地切機により横継目を設置するが、その間隔はダム軸方向で30mを標準とする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.適当。

問題文の通りです。

2.適当。

問題文の通りです。

3.適当。

問題文の通りです。

4.適当ではない。

RCD用コンクリート敷均し後、振動目地切機により横継目を設置しますが、その間隔はダム軸方向で15mを標準とします。

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02

1.適当です。

 RCD用コンクリートはRoller Compacted Dam-concreteの略称です。

 コンクリートダムの合理化施工法としてRCD工法があります。

 本文はRCD用コンクリートを打ち込む際の敷き均しに関して述べています。

2.適当です。

 本文は練り混ぜから締固めまでの許容時間について述べています。

 「夏季3時間」「冬季4時間」程度を押さえておいてください。

3.適当です。

 打設時の横継目に関して述べています。

 その際の横継目の上端部付近の措置は本文の通りです。

4.適当ではありません。

 正しくはダム軸方向で「15m」が標準です。 

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03

RCD工法ならではのコンクリートの扱いについて、理解しましょう。

選択肢1. RCD用コンクリートは、ブルドーザにより薄層に敷き均されるが、1層当たりの敷均し厚さは、振動ローラで締め固めた後に25cm程度となるように27cm程度にしている例が多い。

適当です。

 

RCD工法では、コンクリートを薄く均一に敷き詰め、振動ローラで締め固めることで、効率的な施工を行います。

選択肢2. 練混ぜから締固めまでの許容時間は、ダムコンクリートの材料や配合、気温や湿度等によって異なるが、夏季では3時間程度、冬季では4時間程度を標準とする。

適当です。

 

コンクリートの練り混ぜ後、一定時間内に締め固めを行う必要があります。許容時間は、コンクリートの配合や気象条件によって異なります。

選択肢3. 横継目は、貯水池からの漏水経路となるため、横継目の上流端付近には主副2枚の止水版を設置しなければならない。

適当です。

 

横継目は、コンクリート打設を分割するためのもので、漏水経路となる可能性があります。そのため、止水版を設置して漏水を防止します。

選択肢4. RCD用コンクリート敷均し後、振動目地切機により横継目を設置するが、その間隔はダム軸方向で30mを標準とする。

適当ではありません。

 

横継目の間隔は、ダムの規模や構造によって異なりますが、15mを標準とします。

まとめ

RCD工法は、コンクリートを薄く均一に敷き詰め、振動ローラで締め固める工法

横継目は、漏水防止のために止水版を設置する

横継目の間隔は、ダムの条件によって異なる

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