1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
選択問題 問43

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 選択問題 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄道(在来線)の営業線及びこれに近接して工事を施工する場合の保安対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • き電停止の手続きを行う場合は、その手続きを工事管理者が行うこととし、使用間合、時間、作業範囲、競合作業等について、あらかじめ監督員等と十分打合せを行う。
  • 列車見張員を増員するときは、1人の列車見張員が掌握できる範囲を前後50m程度とし、列車見張員相互が携帯無線機等で連絡が取れる体制とする。
  • ストッパー機能を有していない工事用重機械をやむを得ず架空電線に接近して使用する場合は、架空電線監視人を配置する。
  • 作業員が概ね10人以下で、かつ、作業範囲が50m程度の線路閉鎖時の作業については、線閉責任者が作業等の責任者を兼務することができる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.適当ではありません。

 き電停止の手続きを行うのは「停電責任者が行う」こととなっています。

 打ち合わせ内容は本文の通りです。

 ここでいう「き電」とは、線路上を走行する電気車に、必要な電力供給を

 行うことです。

2.適当です。

 「1人の列車見張員が掌握できる範囲を前後50m程度」を覚えておきましょう。

3.適当です。

 この場合「架空電線監視人」を配置します。

4.適当です。

 この場合「線閉責任者が作業等の責任者を兼務することが可能」です。 

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02

正解は1です。

1.適当ではない。

き電停止の手続きを行う場合は、その手続きは停電責任者が行うこととします。

2.適当。

問題文の通りです。

3.適当。

問題文の通りです。

4.適当。

問題文の通りです。

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03

鉄道の保安対策について、基本的事項を理解しましょう。

選択肢1. き電停止の手続きを行う場合は、その手続きを工事管理者が行うこととし、使用間合、時間、作業範囲、競合作業等について、あらかじめ監督員等と十分打合せを行う。

適当ではありません。

 

き電停止の手続きを行う場合は、その手続きを停電責任者が行うこととし、使用間合、時間、作業範囲、競合作業等について、あらかじめ監督員等と十分打合せを行います。

選択肢2. 列車見張員を増員するときは、1人の列車見張員が掌握できる範囲を前後50m程度とし、列車見張員相互が携帯無線機等で連絡が取れる体制とする。

適当です。

 

列車見張員の配置は、工事の安全確保に不可欠です。1人の見張り範囲を適切に設定し、連絡体制を整備することで、安全な作業を確保します。

選択肢3. ストッパー機能を有していない工事用重機械をやむを得ず架空電線に接近して使用する場合は、架空電線監視人を配置する。

適当です。

 

ストッパー機能のない重機が架空電線に接触すると、感電事故が発生する危険性があります。そのため、監視人を配置して安全を確保する必要があります。

選択肢4. 作業員が概ね10人以下で、かつ、作業範囲が50m程度の線路閉鎖時の作業については、線閉責任者が作業等の責任者を兼務することができる。

適当です。

 

作業員が概ね10人以下で、かつ、作業範囲が50m程度の線路閉鎖時の作業については、線閉責任者が作業等の責任者を兼務することができます。

まとめ

鉄道工事における保安対策は、作業員の安全だけでなく、列車運行の安全確保にも直結するため、非常に重要です。作業内容や規模に応じて、適切な保安対策を講じることが求められます。

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