1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
選択問題 問55

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 選択問題 問55 (訂正依頼・報告はこちら)

火薬類取締法令上、火薬類の取扱い等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 火薬類取扱所の建物の屋根の外面は、金属板、スレート板、かわらその他の不燃性物質を使用し、建物の内面は、板張りとし、床面には鉄類を表さなければならない。
  • 火薬類取扱所において存置することのできる火薬類の数量は、その週の消費見込量以下としなければならない。
  • 装填が終了し、火薬類が残った場合には、発破終了後に始めの火薬類取扱所又は火工所に返送しなければならない。
  • 火薬類の発破を行う場合には、発破場所に携行する火薬類の数量は、当該作業に使用する消費見込量をこえてはならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

✖1.火薬類取扱所の建物の屋根の外面は、金属板、スレート板、かわらその他の不燃性物質を使用し、建物の内面は、板張りとし、床面には鉄類を表さないこととします。

✖2.火薬類取扱所において存置することのできる火薬類の数量は1日の消費見込量以下としなければなりません。

✖3.装填が終了し、火薬類が残った場合には、直ちに始めの火薬類取扱所又は火工所に返送しなければなりません。

〇4.設問の通りです。

火薬類の発破を行う場合には、発破場所に携行する火薬類の数量は、当該作業に使用する消費見込量をこえてはいけません。

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02

(1)誤りです。

火薬類取扱所の床面には鉄類を表さないようにします

(2)誤りです。

存置することのできる火薬類の数量は、その週の消費見込量以下ではなく、一日の消費量見込み以下としなければなりません。

(3)誤りです。

装てんが終了し、火薬類が残つた場合には、直ちに始めの火薬類取扱所又は火工所に返送しなければなりません。

(4)設問のとおりです。

火薬類取締法53条に以下の通り定められています。

“発破場所に携行する火薬類の数量は、当該作業に使用する消費見込量をこえないこと。”

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03

火薬類取締法令上、火薬類の取扱い等について、特に安全管理に留意して理解しましょう。

選択肢1. 火薬類取扱所の建物の屋根の外面は、金属板、スレート板、かわらその他の不燃性物質を使用し、建物の内面は、板張りとし、床面には鉄類を表さなければならない。

適当ではありません。

 

火薬類取扱所の構造は、火薬類の種類や数量によって異なりますが、一般的に不燃性の材料を使用することが求められます。しかし、内面が必ずしも板張りで、床面が鉄板であるとは限りません。

選択肢2. 火薬類取扱所において存置することのできる火薬類の数量は、その週の消費見込量以下としなければならない。

適当ではありません。

 

火薬類の保管数量は、火薬類の種類や取扱所の構造などによって定められており、一概に週の消費見込量以下とは限りません。

選択肢3. 装填が終了し、火薬類が残った場合には、発破終了後に始めの火薬類取扱所又は火工所に返送しなければならない。

適当ではありません。

 

発破に使用されなかった火薬類は、適切な方法で処理する必要があります。一般的に、発破現場で回収し、火薬類取扱所で再計量の上、保管するか、専門業者に引き渡して処理します。

選択肢4. 火薬類の発破を行う場合には、発破場所に携行する火薬類の数量は、当該作業に使用する消費見込量をこえてはならない。

適当です。

 

発破作業に必要以上の火薬類を現場に持ち込むことは、安全上非常に危険であり、法律で禁止されています。

まとめ

火薬類取締法は、火薬類の製造、貯蔵、運搬、使用など、火薬類に関する一連の行為を規制する法律です。火薬類は爆発の危険性が高いため、法令を厳守し、安全な取扱いを心がけることが不可欠です。

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