1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
必須問題 問80
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 必須問題 問80 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事で発生する建設副産物の有効利用に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 元請業者は、建設副産物の発生の抑制、建設廃棄物の再資源化等に関し、発注者との連絡調整、管理及び施工体制の整備を行わなければならない。
- 元請業者は、分別されたコンクリート塊を破砕するなどにより、再生骨材、路盤材等として、再資源化をしなければならない。
- 元請業者は、分別された建設発生木材が、原材料として再資源化を行うことが困難な場合においては、当該工事現場内に埋立しなければならない。
- 元請業者は、施工計画の作成にあたっては、再生資源利用計画及び再生資源利用促進計画を作成するとともに、廃棄物処理計画の作成に努めなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
〇1.設問の通りです。
元請業者は、建設副産物の発生の抑制、建設廃棄物の再資源化等に関し、発注者との連絡調整、管理及び施工体制の整備を行わなければなりません。
〇2.設問の通りです。
元請業者は、分別されたコンクリート塊を破砕するなどにより、再生骨材、路盤材等として、再資源化に努めなければなりません。
✖3.元請業者は、分別された建設発生木材はチップ化し、木質ボード、堆肥等の原材料として利用することを促進します。
原材料として再資源化を行うことが困難な場合は、燃料への利用を促進します。
工事現場内に埋めてはいけません。
〇4.設問の通りです。
元請業者は、施工計画の作成にあたっては、再生資源利用計画及び再生資源利用促進計画を作成するとともに、廃棄物処理計画の作成に努めなければなりません。
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02
1.設問の通りです。
元請業者は、建設副産物の発生の抑制、建設廃棄物の再資源化等に関し、発注者との連絡調整、管理及び施工体制の整備を行わなければなりません。
2.設問の通りです。
元請業者は、分別されたコンクリート塊を破砕するなどにより、再生骨材、路盤材等として、再資源化に努めなければなりません。
3.不適当です。
分別された建設発生木材が原材料として再資源化を行うことが困難な場合は、焼却施設にて単純焼却処理されることがあります。
この部分については資源やエネルギーとして有効活用できる可能性があり、とくに、単純焼却処理については、大気中に放出しているエネルギーを回収することにより、地球温暖化対策にも資することが可能と考えられています。
4.設問の通りです。
元請業者は、施工計画の作成にあたっては、再生資源利用計画及び再生資源利用促進計画を作成するとともに、廃棄物処理計画の作成に努めなければなりません。
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03
建設副産物の有効利用については、資源の有効活用、廃棄物量の削減、環境負荷の軽減に繋がる内容であり、近年、特に注目されています。関係法令と併せて学習しましょう。
適当です。
元請業者には、建設副産物の発生抑制、再資源化など、様々な側面から適切な管理を行う責任があります。
適当です。
コンクリート塊を破砕して再生骨材などに再生利用することは、一般的な建設副産物の有効利用方法です。
適当ではありません。
分別された建設発生木材が、再資源化が困難な場合に、工事現場内に埋立することは、廃棄物処理法などの法規に違反する可能性があります。適切な処理方法としては、他の業者に委託して処分したり、エネルギー回収などの方法を検討する必要があります。
適当です。
再生資源利用計画や廃棄物処理計画を作成することは、建設工事における建設副産物の有効利用を推進するために重要なことです。
建設副産物は、可能な限り再資源化や有効活用を行い、廃棄物を減らすことが求められます。
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