1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
必須問題 問88

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 必須問題 問88 (訂正依頼・報告はこちら)

工程管理に用いられる横線式工程表(バーチャート)に関する下記の文章中の( イ )~( ニ )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。

・バーチャートは、工種を縦軸にとり、工期を横軸にとって各工種の工事期間を横棒で表現しているが、これは( イ )の欠点をある程度改良したものである。
・バーチャートの作成は比較的( ロ )ものであるが、工事内容を詳しく表現すれば、かなり高度な工程表とすることも可能である。
・バーチャートにおいては、他の工種との相互関係、( ハ )、及び各工種が全体の工期に及ぼす影響等が明確ではない。
・バーチャートの作成における、各作業の日程を割り付ける方法としての( ニ )とは、竣工期日から辿って着手日を決めていく手法である。
  • イ:グラフ式工程表  ロ:容易な  ハ:所要日数  ニ:順行法
  • イ:ガントチャート  ロ:容易な  ハ:手順  ニ:逆算法
  • イ:ガントチャート  ロ:難しい  ハ:所要日数  ニ:逆算法
  • イ:グラフ式工程表  ロ:難しい  ハ:手順  ニ:順行法

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この過去問の解説 (3件)

01

ガンチャート工程表とは、各作業の完了時点を100%として、横軸にその達成度をとる方法で、各作業の進捗度合いが一目でわかる工程表です。一方でいつ工事が始まり、いつ終わるのかという時間軸の情報がわからないという欠点があります。

・バーチャート工程表は、工種を縦軸にとり、工期を横軸にとって各工種の工事期間を横棒で表現しており、ガントチャート工程表の欠点をある程度改良したものです。

・バーチャートの作成は比較的容易ですが、工事内容を細分化して詳しく表現すれば、かなり高度な工程表とすることも可能であり、表現を工夫することにより、クリティカルパスなどを表記することも可能です。

・バーチャートにおいては、他の工種との相互関係、手順、及び各工種が全体の工期に及ぼす影響等が明確ではありません。

・バーチャートの作成における、各作業の日程を割り付ける方法としての逆算方とは、竣工期日から辿って着手日を決めていく手法です。このためには、各作業の所要日数を把握しておく必要があります。

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02

ガントチャートは縦軸に作業内容、横軸に進捗率を記載することで作業の進行・進捗状況を知ることを重視する工程表です。

現時点での進捗状況は分かりやすいですが、日時(いつ始まっていつ終わるか)が分かりません。

バーチャートは、工種を縦軸にとり、工期を横軸にとって各工種の工事期間を横棒で表現しており、ガントチャートの欠点をある程度改良したものです。

バーチャートの作成は比較的容易ですが、他の工種との相互関係、手順、及び各工種が全体の工期に及ぼす影響等が明確ではありません。

バーチャートの作成における、各作業の日程を割り付ける方法としての逆算方とは、竣工期日から辿って着手日を決めていく手法です。

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03

それぞれの工程表の種類と特徴を押さえておきましょう。

選択肢1. イ:グラフ式工程表  ロ:容易な  ハ:所要日数  ニ:順行法

適当ではありません。

選択肢2. イ:ガントチャート  ロ:容易な  ハ:手順  ニ:逆算法

適当です。

 

ガントチャートは、工程を棒グラフで表し、各工程の開始と終了時期を視覚的に把握できるため、作成が比較的容易です。また、工程を手順として捉え、逆算法で作業日程を割り当てることで、全体の進捗状況を把握しやすくなります。

選択肢3. イ:ガントチャート  ロ:難しい  ハ:所要日数  ニ:逆算法

適当ではありません。

選択肢4. イ:グラフ式工程表  ロ:難しい  ハ:手順  ニ:順行法

適当ではありません。

まとめ

ガントチャートは、工程計画を視覚的に表すのに適しており、作成も比較的容易です。逆算法を用いることで、工程の進捗状況を把握し、計画的な工程管理を行うことができます。

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