1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
必須問題 問89

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 必須問題 問89 (訂正依頼・報告はこちら)

建設機械の災害防止のために事業者が講じるべき措置に関する下記の文章中の( イ )~( ニ )に当てはまる語句の組合せとして、労働安全衛生法令上、正しいものは次のうちどれか。

・車両系建設機械の運転者が運転席を離れる際は、原動機を止め、( イ )、走行ブレーキをかける等の逸走を防止する措置を講じなければならない。
・車両系建設機械のブームやアームを上げ、その下で修理や点検を行う場合は、労働者の危険を防止するため、( ロ )、安全ブロック等を使用させなければならない。
・車両系荷役運搬機械等を用いた作業を行う場合、路肩や傾斜地で労働者に危険が生ずるおそれがあるときは、( ハ )を配置しなければならない。
・車両系荷役運搬機械等を用いた作業を行うときは、( ニ )を定めなければならない。
  • イ:かつ  ロ:保護帽  ハ:警備員  ニ:作業主任者
  • イ:かつ  ロ:安全支柱  ハ:誘導者  ニ:作業指揮者
  • イ:又は  ロ:保護帽  ハ:誘導者  ニ:作業主任者
  • イ:又は  ロ:安全支柱  ハ:警備員  ニ:作業指揮者

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この過去問の解説 (3件)

01

・車両系建設機械の運転者が運転席を離れる際は、原動機を止めて、かつ走行ブレーキをかける等の逸走を防止する措置を講じなければなりません。

 どちらか片方だけでは逸走の可能性があるため、確実な措置が必要です。

・車両系建設機械のブームやアームを上げ、その下で修理や点検を行う場合は、労働者の危険を防止するため、安全支柱や安全ブロック等を使用させなければなりません。

 安全支柱、安全ブロックにより、万一アームやブームが下がってきた際の事故を防止します。

 保護帽では、その効果が十分ではありません。

・車両系荷役運搬機械等を用いた作業を行う場合、路肩や傾斜地で労働者に危険が生ずるおそれがあるときは、誘導者を配置させなければなりません。

 これは、整形地を外れて転倒することなどを防止するためです。

・車両系荷役運搬機械等を用いた作業を行うときは、作業指揮者を定めなければなりません。

 作業主任者は、労働安全衛生法第14条により、労働災害を防止するための管理を必要とする一定の作業について、その作業の区分に応じて選任が義務付けられているものですが、設問の作業の場合、作業主任者ではなく、作業指揮者を定める必要があり、作業によりどちらの責任者を定めるかが異なります。

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02

車両系建設機械の運転者が運転席を離れる際は、原動機を止めて、走行ブレーキをかける等の逸走を防止する措置を講じなければなりません。

車両系建設機械のブームやアームを上げ、その下で修理や点検を行う場合は、労働者の危険を防止するため、安全支柱や安全ブロック等を使用させなければなりません。

車両系荷役運搬機械等を用いた作業を行う場合、路肩や傾斜地で労働者に危険が生ずるおそれがあるときは、誘導者を配置させます。

また、車両系荷役運搬機械等を用いた作業を行うときは、作業指揮者を定めなければなりません。

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03

安全衛生規則第2編に規定されている内容です。

イ:「かつ」が正答です。双方の措置が必要です。(第160条)

ロ:「安全支柱」が正答です。アームの落下等による事故を防止します。(第165条)

ハ:「誘導者」が正答です。危険な場合、配置が義務付けれらています。(第151条の6)

ニ:「作業指揮者」が正答です。配置が義務付けれています。(第151条の4)

選択肢1. イ:かつ  ロ:保護帽  ハ:警備員  ニ:作業主任者

ロ、ハ、ニが不適当です。

選択肢2. イ:かつ  ロ:安全支柱  ハ:誘導者  ニ:作業指揮者

適当です。

選択肢3. イ:又は  ロ:保護帽  ハ:誘導者  ニ:作業主任者

イ、ロ、ニが不適当です。

選択肢4. イ:又は  ロ:安全支柱  ハ:警備員  ニ:作業指揮者

イ、ハが不適当です。

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