1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
必須問題 問91

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 必須問題 問91 (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事における埋設物ならびに架空線の防護に関する下記の文章中の( イ )~( ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。

・明り掘削作業で、掘削機械・積込機械・運搬機械の使用に伴う地下工作物の損壊により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、これらの機械を( イ )。
・明り掘削で露出したガス導管のつり防護等の作業には( ロ )を指名し、作業を行わなければならない。
・架空線等上空施設に近接した工事の施工にあたっては、架空線等と機械、工具、材料等について( ハ )を確保する。
・架空線等上空施設に近接して工事を行う場合は、必要に応じて( ニ )に施工方法の確認や立会いを求める。

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この過去問の解説 (3件)

01

・明り掘削作業で、掘削機械・積込機械・運搬機械の使用に伴う地下工作物の損壊により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、これらの機械を使用してはなりません

 これらの工作物の損壊の恐れがあるときは、人力等により、確実に損壊を発生させない施工方法を採用する必要があります。

・露出したガス導管のつり防護等の作業には作業指揮者を指名し、作業を行わなければなりません。

 安全衛生規則第362条に定められています。

・架空線等上空施設に近接した工事の施工にあたっては、架空線等と安全な離隔を確保する必要があります。

 確実に絶縁を取っていたとしても、接触等による物理的な損傷の危険性があるため、安全な離隔を取る必要があります。

 なお、架空線からの誘導電流による感電の恐れがあるため、離隔は十分な距離(安全な離隔)を取る必要があります。

・架空線等上空施設に近接して工事を行う場合には、必要に応じて当該施設の管理者に施工方法の確認や立会いを求める必要があります。

 労働基準監督署では、安全に関する法律上の適否は判断可能ですが、施設に対する安全性の判断を行うことはできません。

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02

明り掘削作業で、掘削機械・積込機械・運搬機械の使用に伴う地下工作物の損壊により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、これらの機械を使用してはいけません。

また、露出したガス導管のつり防護等の作業には作業指揮者を指名し、作業を行わなければなりません。

架空線等上空施設に近接した工事の施工にあたっては、架空線等と安全な離隔を確保する必要があります。

また、必要に応じて管理者に施工方法の確認や立会いを求める必要があります。

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03

労働安全衛生規則の第二編第六章第一節に明り掘削作業について、国土交通省・土木工事安全施工技術指針の第3章第2節に架空線等上空施設に対する留意事項等が規定されています。

 

イ:「使用してはならない」が正答です。
明り掘削作業を行う場合において、当該危険を防止するための措置が講じられた後でなければ作業を行ってはいけません。(第362条)

 

ロ:「作業指揮者」が正答です。

当該作業を指揮するものを指名し、その指揮のもと作業を行わなければなりません。(第362条)

 

ハ:「安全な離隔」が正答です。(3.現場管理)

 

ニ:「その管理者」が正答です。(2.施工計画)

選択肢1. イ:使用してはならない  ロ:作業指揮者  ハ:安全な離隔  ニ:その管理者

適当です。

選択肢2. イ:特に注意して使用する  ロ:作業指揮者  ハ:確実な絶縁  ニ:労働基準監督署

イ、ハ、ニが不適当です。

選択肢3. イ:使用してはならない  ロ:監視員  ハ:確実な絶縁  ニ:労働基準監督署

ロ、ハ、ニが不適当です。

選択肢4. イ:特に注意して使用する  ロ:監視員  ハ:安全な離隔  ニ:その管理者

イ、ロが不適当です。

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