1級土木施工管理技術の過去問
令和5年度
選択問題 問28
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度 選択問題 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
道路のアスファルト舗装における路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- アスファルトコンクリート再生骨材を多く含む再生路盤材料は、締め固めにくい傾向にあるので、使用するローラの選択や転圧の方法等に留意して施工するとよい。
- セメント安定処理路盤を締固め直後に交通開放する場合は、含水比を一定に保つとともに、表面を保護する目的で必要に応じてアスファルト乳剤等を散布するとよい。
- 粒状路盤材料が乾燥しすぎている場合は、施工中に適宜散水して、最適含水比付近の状態で締め固めるとよい。
- シックリフト工法による加熱アスファルト安定処理路盤は、早期交通開放すると初期わだち掘れが発生しやすいので、舗設後に加熱するとよい。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、様々な路盤材料の特性と施工上の注意点を学習しましょう。
適当です。
再生骨材は、一度使用されたアスファルトコンクリートを再利用したもので、表面が滑らかで粒子の形状も多様であるため、締固めが難しいという特徴があります。そのため、使用するローラーの種類や転圧の方法を適切に選ぶ必要があります。
適当です。
セメント安定処理路盤は、初期の強度が低く、交通荷重によって損傷を受けやすいです。そのため、締固め直後に交通開放する場合は、含水比を一定に保ち、表面をアスファルト乳剤などで保護することで、早期の劣化を防ぎます。
適当です。
粒状路盤材料は、ある程度の水分を含んだ状態で締め固めると、密実な構造になり、強度が増します。乾燥しすぎている場合は、散水によって最適な含水比に調整する必要があります。
適当ではありません。
シックリフト工法は、加熱したアスファルトを土と混合して路盤を造成する工法です。舗設後に再度加熱する必要はなく、むしろ冷却することで強度が増します。早期に交通開放すると、まだ十分に強度が発揮されていないため、わだち掘れが発生しやすくなります。
再生骨材は、締固めが難しい。
セメント安定処理路盤は、初期の強度が低い。
シックリフト工法は、舗設後に加熱する必要はない。
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02
この問題で覚えておくポイントは、路盤の施工についてです。
道路舗装において路盤は必ず構成されるので、しっかり理解しておきましょう。
適当です。
アスファルトコンクリート再生骨材を多く含む再生路盤材料は、締め固めにくい傾向にあるので、使用するローラの選択や転圧の方法等に留意して施工するとよいです。
適当です。
セメント安定処理路盤を締固め直後に交通開放する場合は、含水比を一定に保つとともに、表面を保護する目的で必要に応じてアスファルト乳剤等を散布するとよい。
ただし周辺の構造物や建物などに乳剤が誤って散布しないように留意しましょう。
適当です。
粒状路盤材料が乾燥しすぎている場合は、施工中に適宜散水して、最適含水比付近の状態で締め固めるとよいです。
最適含水比にすることで、路盤の強度を期待できます。
誤った記述です。
シックリフト工法による加熱アスファルト安定処理路盤は、早期交通開放すると初期わだち掘れが発生しやすいので、舗設後に『冷却』するとよいでしょう。
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