1級土木施工管理技術の過去問
令和5年度
選択問題 問44
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度 選択問題 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
シールド工法の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 掘進にあたっては、土質、土被り等の変化に留意しながら、掘削土砂の取り込み過ぎや、チャンバー内の閉塞を起こさないように切羽の安定を図らなければならない。
- セグメントの組立ては、所定の内空を確保するために正確かつ堅固に施工し、セグメントの目開きや目違い等の防止について、精度の高い管理を行う。
- 裏込め注入工は、セグメントからの漏水の防止、トンネルの蛇行防止等に役立つため、シールド掘進後に周辺地山が安定してから行わなければならない。
- 地盤変位を防止するためには、掘進に伴うシールドと地山との摩擦を低減し、周辺地山をでききるかぎり乱さないように、ヨーイングやピッチング等を少なくして蛇行を防止する。
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この過去問の解説 (2件)
01
シールド工法のでは、土質、地山条件、施工方法など、様々な要因を考慮し、安全かつ効率的な施工を行うということに注目しましょう。
適当です。
シールド工法では、土質や地山条件が刻々と変化するため、掘進速度や掘削量を適切に調整し、切羽の安定を保つことが重要です。掘削土砂の取り込み過ぎは、空洞化による地盤沈下やセグメントの損傷につながる可能性があります。
適当です。
セグメントの組立ては、トンネルの形状や強度を決定する重要な工程です。セグメントの隙間やズレは、漏水や構造物の耐久性低下につながるため、正確な施工が求められます。
適当ではありません。
裏込め注入工は、シールド掘進と同時に行われることが一般的です。セグメントと地山の間隙に注入材を充填することで、漏水防止や地山との密着性を高め、トンネルの安定性を向上させます。シールド掘進後に地山が安定してから行うと、セグメントと地山の間隙が大きくなり、注入効果が低下する可能性があります。
適当です。
シールド掘進時のヨーイングやピッチングは、地山を乱し、地盤変位を引き起こす原因となります。これらの動きを抑制することで、周辺地山への影響を最小限に抑え、地盤沈下などを防止することができます。
ヨーイング: シールド機が左右に振れる現象。
ピッチング: シールド機が上下に振れる現象。
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02
この問題で覚えておくポイントは、シールド工法の施工に関してです。
シールド工法はトンネルや下水道、水道など多様な場面で見られるのでしっかり理解しておきましょう。
適当です。
掘進にあたっては、土質、土被り等の変化に留意しながら、掘削土砂の取り込み過ぎや、チャンバー内の閉塞を起こさないように切羽の安定を図らなければなりません。
適当です。
セグメントの組立ては、所定の内空を確保するために正確かつ堅固に施工し、セグメントの目開きや目違い等の防止について、精度の高い管理を行います。
掘進時にトラブルが発生しないよう、管理を徹底する必要があります。
不適当です。
裏込め注入工は、セグメントからの漏水の防止、トンネルの蛇行防止等に役立つため、シールド掘進直後または掘進後すぐに行なければなりません。
そもそも地山の安定を狙って空隙などを埋めるための裏込め注入工です。
適当です。
地盤変位を防止するためには、掘進に伴うシールドと地山との摩擦を低減し、周辺地山をできるかぎり乱さないように、ヨーイングやピッチング等を少なくして蛇行を防止します。
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