1級土木施工管理技士 過去問
令和6年度
問33 (問題A 3 問13)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 令和6年度 問33(問題A 3 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
- 石灰安定処理路盤の施工で、安定処理材料を均一に敷き均した後、締め固めて仕上げるときは、最適含水比よりやや湿潤状態で締め固めると良い。
- 加熱アスファルト安定処理路盤の施工で、ブルドーザやモータグレーダ等、アスファルトフィニッシャ以外で敷き均す場合は、材料の分離に留意する。
- シックリフト工法による加熱アスファルト安定処理路盤の施工で、側方端部を拘束するものがない場合は、振動ローラ等の大型の締固め機械で締め固めると良い。
- セメント安定処理路盤の施工で、縦方向の施工継目を新しい材料で打ち継ぐ場合は、日時をおくと施工継目にひび割れを生じることがあるため、できるだけ早い時期に打ち継ぐことが望ましい。
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この過去問の解説 (2件)
01
上層路盤とは表層から5~20cm程度を言います。路面にかかる負担は上層路盤がより大きく受けるので高品質確保の為上層路盤と下層路盤に分けます。
〇石灰安定処理路盤工は主に軟弱地盤の安定化を図るため、これに石灰を添加して地盤改良を行う工法です。締め固める時は転圧過多を予防する為最適含水比よりやや湿潤状態で締め固めます。適切です。
〇加熱アスファルト安定処理路盤混合とは表層や、基層用アスファルトで混合物に比べてアスファルトの割合が低い為、均一性を保つ為、混合時間を長めに取るのでアスファルトフィニッシャ以外で敷き均す場合は、材料の分離に留意します。適切です。
×1回の敷き均し層を通常の場合よりも厚く10cm以上とする工法で、工期の短縮が図れる工法ですが、側方端部を拘束するものがない場合は両端に転圧力を受けるものが無いため振動ローラ等の大型の締固め機械で締め固めてはいけません。不適切です。
〇セメント安定処理路盤工は、路盤材料に支持力や強度が不足している場合に、セメントや石灰を混合して粒子同士の結合を強めることで強度を向上させる工法です。
施工においては、縦方向の施工継目を新しい材料で打ち継ぐ際に、時間を空けすぎると施工継目にひび割れが生じることがあるため、できるだけ早い段階で打ち継ぐことが望ましいです。
路盤は15~40cmほどの層になっており、上層路盤とは表層から5~20cm程度を言い、下層路盤とは20~40cm程度をいいます。
路盤の品質確保の為様々な工法があり、地盤改良や転圧方法等工法に応じて留意することが大事です。
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02
道路のアスファルト舗装における上層路盤の施工に関する問題です。
上層路盤は、舗装構造の中で表層のすぐ下に位置する層のことです。
石灰安定処理路盤、加熱アスファルト安定処理路盤、シックリフト工法、セメント安定処理路盤など複数の施工方法について特徴を理解しておきましょう。
記述は適当です。
石灰安定処理工法は、骨材に石灰を添加して処理する工法です。
石灰安定処理路盤の締固めは、最適含水比よりやや湿潤側で締め固めます。
記述は適当です。
加熱アスファルト安定処理材料は、一般に、アスファルトフィニッシャにより敷き均し、温度は通常110℃を下回らないようにします。
どの施工方法によっても、分離は舗装の密度低下や耐久性低下の原因になるため、材料の分離に留意することは当然です。
記述は不適当です。
シックリフト工法は、急速施工が必要な場合に用いる工法で、1層10cm以上の厚さで仕上げます。
側方端部は、温度効果が速いため、最初に締固めを行いますが、側方端部を拘束するものがない場合は、タンパなど小型締固め機械を採用する必要があります。
記述は適当です。
セメント安定処理路盤は硬化が早く、時間を置くと既設部と新設部の一体化が難しくなり、継目にひび割れや強度低下が発生しやすくなるためできるだけ早く打ち継ぐのが望ましいです。
路上混合方式であれば、前日の施工端部を乱してから施工を行う必要があります。
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