1級土木施工管理技術の過去問
令和6年度
問題A 3 問22
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和6年度 問題A 3 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
海岸の潜堤・人工リーフの機能や特徴に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 潜堤・人工リーフは、捨石等の材料を用いた没水構造物であり、景観を損なうことなく、波浪の静穏化、沿岸漂砂の制御機能を有する。
- 潜堤・人工リーフは、海上からは見えないことから、船舶の航行、漁船の操業等の安全に配慮する。
- 潜堤・人工リーフは、天端水深、天端幅により、堤体背後への透過波が変化し、波高の小さい波浪はほとんど透過し、大きな波浪を選択的に減衰させる。
- 潜堤・人工リーフは、一般的に離岸堤や消波堤と比較して反射波が大きく、堤体背後の堆砂機能は離岸堤と比較して少ない。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
人工リーフとは海岸から少し沖の海底人工的な暗礁で、波の勢いを弱めるとともに砂を貯めることができます。
〇前述の通り工リーフは、波の勢いを弱めることで波浪の静穏化と沿岸漂砂の制御機能を有します。適切です。
〇景観に配慮して堤体を水面下にとどめた施設なので、設問の通り「海上からは見えないことから、船舶の航行、漁船の操業等の安全に配慮する。」は適切です。
〇潜堤・人工リーフは、天端水深を深くすることで反射を押える効果があり、天端幅を広くすることにより波浪を減衰させます。適切です。
×潜堤・人工リーフと離岸堤や消波堤を比較すると潜堤・人工リーフは海面下に潜っているため反射波が「小さく」堤体背後の堆砂機能は離岸堤と比較して少ないです。設問の「一般的に離岸堤や消波堤と比較して反射波が大きく」は不適切です。
海岸保全施設には、堤防・護岸、突堤、離岸堤、潜堤・人工リーフ、消波工等があります。
潜堤・人工リーフは、美観を考慮して海面下に潜っているため海面利用の多様化が期待できますが、堤防・護岸、突堤、離岸堤等に比べ波消の効果は小さいです。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問21)へ
令和6年度問題一覧
次の問題(問23)へ