1級土木施工管理技士 過去問
令和6年度
問45 (問題A 3 問25)

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問題

1級土木施工管理技術試験 令和6年度 問45(問題A 3 問25) (訂正依頼・報告はこちら)

港湾工事におけるケーソンヤードでのケーソンの製作・進水方式に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 斜路(滑路)方式は、ケーソンを自重で降下進水させるため、製作函台部に勾配があり延長を長くすると奥側のケーソンの降下速度が大きくなり危険である。
  • ドライドック方式のケーソン進水は、ドック内に注水したのち、引き出す方法のため安全性に富んでおり、規模が大きく長期的な利用が可能な場合に有利で、初期投資は小さい。
  • ドルフィンドック方式は、ケーソン製作や進水時に船体全体を水面下に沈めるため、クレーン及び注水排水設備、発電設備等は別途、陸上や付属船に装備される。
  • 吊り降し方式は、護岸の背後等でケーソンを製作し、大型起重機船で吊り降すため、製作時にケーソンの自重により既設構造物に影響を及ぼす場合があり、事前に安定の確認が必要である。

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この過去問の解説 (1件)

01

ケーソンヤードでのケーソンの製作・進水方式とは、ケーソンヤードにて制作したケーソンを海中に滑り落とすことです。

その後曳舟でケーソンを移動させ設置位置まで移動させます。

選択肢1. 斜路(滑路)方式は、ケーソンを自重で降下進水させるため、製作函台部に勾配があり延長を長くすると奥側のケーソンの降下速度が大きくなり危険である。

〇斜路(滑路)方式は、ヤードで製作したケーソンを海中に滑り落とす方式ですので降下速度が大きくなると危険です。適切です。

選択肢2. ドライドック方式のケーソン進水は、ドック内に注水したのち、引き出す方法のため安全性に富んでおり、規模が大きく長期的な利用が可能な場合に有利で、初期投資は小さい。

×ドライドック方式のケーソン進水は、安全性に富んでおり、規模が大きく長期的な利用が可能な場合に有利ですが、初期投資は大きいです。設問中の「初期投資は小さい」は不適切です。

選択肢3. ドルフィンドック方式は、ケーソン製作や進水時に船体全体を水面下に沈めるため、クレーン及び注水排水設備、発電設備等は別途、陸上や付属船に装備される。

〇ドルフィンドック方式は、進水時に船体が空洞になっていて船内に注水することで沈む構造で全体を水面下に沈めるため、設問中の「クレーン及び注水排水設備、発電設備等は別途、陸上や付属船に装備される」は適切です。

選択肢4. 吊り降し方式は、護岸の背後等でケーソンを製作し、大型起重機船で吊り降すため、製作時にケーソンの自重により既設構造物に影響を及ぼす場合があり、事前に安定の確認が必要である。

〇吊り降し方式は、設問の通り護岸の背後等でケーソンを製作し、大型起重機船で吊り降す工法で、起重機船が岸壁に十分接近できるだけの水深があること、岸壁などがケーソンの荷重に耐えられることなどが条件となります。適切です。

まとめ

港湾工事におけるケーソンの制作・進水方式はケーソンの形状、施工環境によって様々な工法がありますが、大きな違いは進水方法です。

例を挙げると「ドライドック方式による進水」「斜路方式による進水」「フローティングドックによる進水」「起重機船による進水」等があげられます。各工法の特色をよく理解しましょう。

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