1級土木施工管理技士 過去問
令和6年度
問53 (問題A 3 問33)

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問題

1級土木施工管理技術試験 令和6年度 問53(問題A 3 問33) (訂正依頼・報告はこちら)

下水道工事における小口径管推進工法の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 滑材の注入にあたっては、滑材吐出口の位置が先導体後部及び発進坑口止水器部に限定されるので、推進開始から推進力の推移をみながら厳密に管理して滑材注入を行わなければならない。
  • 推進管理測量を行う際に、水平方向については、先導体と発進立坑の水位差で管理する液圧差レベル方式を用いることで、リアルタイムに比較的高精度の位置管理が可能となる。
  • 先導体を曲進させる際には、機構を簡易なものとするために全断面を掘削し、外径を大きくする方法を採用するのが一般的である。
  • 先導体の到達にあたっては、先導体の位置を確認し、地山の土質、補助工法の効果の状況、湧水の状態等に留意し、その対策を施してから到達の鏡切りを行わなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

小口径管推進工法は、下水道管などを地中に推進させる工法の一つです。

選択肢1. 滑材の注入にあたっては、滑材吐出口の位置が先導体後部及び発進坑口止水器部に限定されるので、推進開始から推進力の推移をみながら厳密に管理して滑材注入を行わなければならない。

適当な記述です。

滑材(潤滑材)は、摩擦を低減し推進力を確保するために重要であり、その注入位置やタイミングの管理が必要です。

選択肢2. 推進管理測量を行う際に、水平方向については、先導体と発進立坑の水位差で管理する液圧差レベル方式を用いることで、リアルタイムに比較的高精度の位置管理が可能となる。

誤りです。

高精度な位置管理にはレーザー測量など他の方法を用いることが多いです。

選択肢3. 先導体を曲進させる際には、機構を簡易なものとするために全断面を掘削し、外径を大きくする方法を採用するのが一般的である。

適当な記述です。

一般には、曲進させる際には、外径を大きくする方法が採用されます。

選択肢4. 先導体の到達にあたっては、先導体の位置を確認し、地山の土質、補助工法の効果の状況、湧水の状態等に留意し、その対策を施してから到達の鏡切りを行わなければならない。

適当な記述です。

先導体の到達時には、その位置を確認し、地山の土質や補助工法の効果、湧水の状態を考慮して、適切な対策を講じてから鏡切りを行う必要があります。

まとめ

小口径管推進工法の施工においては、地盤状況や施工条件に合わせて、様々な工法や測量方法が適切に選択され、安全かつ確実に施工が行われる必要があります。

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02

以下、回答です。

選択肢1. 滑材の注入にあたっては、滑材吐出口の位置が先導体後部及び発進坑口止水器部に限定されるので、推進開始から推進力の推移をみながら厳密に管理して滑材注入を行わなければならない。

正答となります。

滑材の注入量は、推進の進捗に影響がでるため、厳密な管理が求められます。

選択肢2. 推進管理測量を行う際に、水平方向については、先導体と発進立坑の水位差で管理する液圧差レベル方式を用いることで、リアルタイムに比較的高精度の位置管理が可能となる。

不正答となります。

液圧差レベル方式を用いた場合、リアルタイムに比較的高精度の位置管理ができません。

水圧差レベル方式を用いる事でできる位置管理は、水平方向ではなく鉛直方向です。レベル=上下の高さと考えましょう。

選択肢3. 先導体を曲進させる際には、機構を簡易なものとするために全断面を掘削し、外径を大きくする方法を採用するのが一般的である。

正答となります。

記述通りです。外径を「大きく」する方法を採用についても

併せて覚えましょう!

選択肢4. 先導体の到達にあたっては、先導体の位置を確認し、地山の土質、補助工法の効果の状況、湧水の状態等に留意し、その対策を施してから到達の鏡切りを行わなければならない。

正答となります。

「対策前ではなく、対策を施してから到達の鏡切りを行わなければならない」ことが重要です。

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03

本問は、下水道工事における小口径管推進工法の施工に関する問題です。滑材注入、推進管理測量、先導体曲進、到達時の留意事項など、幅広い知識が求められます。

選択肢1. 滑材の注入にあたっては、滑材吐出口の位置が先導体後部及び発進坑口止水器部に限定されるので、推進開始から推進力の推移をみながら厳密に管理して滑材注入を行わなければならない。

〇適当です。

 推進開始から推進力の推移をみながら、滑材注入量を調整する必要があります。

選択肢2. 推進管理測量を行う際に、水平方向については、先導体と発進立坑の水位差で管理する液圧差レベル方式を用いることで、リアルタイムに比較的高精度の位置管理が可能となる。

×不適当です。

 液圧差レベル方式を用いることで、リアルタイムの位置管理は困難です。

選択肢3. 先導体を曲進させる際には、機構を簡易なものとするために全断面を掘削し、外径を大きくする方法を採用するのが一般的である。

〇適当です。

 曲進させる際には、全断面を掘削し外径を大きくする方法が一般的です。

選択肢4. 先導体の到達にあたっては、先導体の位置を確認し、地山の土質、補助工法の効果の状況、湧水の状態等に留意し、その対策を施してから到達の鏡切りを行わなければならない。

〇適当です。

 先導体の到達時には、周辺地盤への影響を最小限に抑える必要があります。

まとめ

本問では、小口径管推進工法の施工に関する問題が出題されました。滑材注入、推進管理測量、先導体曲進、到達時の留意事項など、各工程における注意点や管理項目を理解しておくことが重要です。

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