第一種衛生管理者の過去問
平成26年10月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問13

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問題

第一種 衛生管理者試験 平成26年10月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

有害化学物質に関する次の文中の [    ] 内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

「消毒や漂白等に用いられる次亜塩素酸塩溶液と、洗浄や水処理等に用いられる [  A  ] 溶液が混触すると、人体に有害な [  B  ] ガスが発生し、中毒を起こすことがある。」
  • A=アルカリ性     B=弗化水素
  • A=酸性           B=塩素
  • A=アルカリ性     B=塩化水素
  • A=酸性           B=弗化水素
  • A=アルカリ性     B=塩素

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この過去問の解説 (3件)

01

「まぜるな危険」の問題です。

次亜塩素酸ナトリウムは、アルカリ性のナトリウム塩なのですが、酸と反応すると塩素ガスを発生します。

酸性洗浄剤はトイレの洗浄剤などに使われています。これにカビ取り剤につかわれている次亜塩素酸ナトリウムを吹き付けてしまい、塩素ガスが発生し死亡に至ったケースもあります。

化学式でいえば、次亜塩素酸ナトリウムはNaClOになります。これに塩酸HClを加えた式を下記に示します。

NaClO + 2HCl → NaCl + H2O + Cl2

次亜塩素酸ナトリウム + 塩酸 → 塩 + 水 + 塩素ガス

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02

正解は、2.が〇です。

「消毒や漂白等に用いられる次亜塩素酸塩溶液と、洗浄や水処理等に用いられる[A=酸性]溶液が混触すると、人体に有害な[B=塩素]ガスが発生し、中毒を起こすことがある。」

上記文章で「酸塩溶液」とあることから、酸性溶液を類推できるかもしれませんね。

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03

有害物質に関する問題です。

「次亜塩素酸塩溶液」は消毒や漂白で、「酸性溶液」は洗浄や水処理などに使われるため、毎年「塩素中毒災害」が発生しています。

厚生労働省労働基準局も各都道府県労働局へ、災害の防止に努めるよう通達を出しています。

よって、正解は2です。

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